
宮崎県感染症発生動向調査2026年15号
第28巻第15号 [宮崎県第15週(4/6〜4/12) 全国第14週(3/30〜4/5)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第15週(ARIのみ第14週)の発生動向
全数報告の感染症(15週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核4例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症:つつが虫病1例。
- 5類感染症:アメーバ赤痢1例、水痘(入院例)1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第15週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は300人(定点当たり20.0)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患はRSウイルス感染症、手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、水痘であった。また、第14週の急性呼吸器感染症の報告総数は937人(定点当たり33.5)で、前週比85%と減少した。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は37人(2.5)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約0.9倍であった。年齢群別は4歳から8歳が全体の約7割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は116人(7.7)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(9.9)の約0.8倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約3割を占めた。
【手足口病】
報告数は32人(2.1)で、前週比178%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約1.1倍であった。年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約9割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第14週:3月30日〜4月5日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
(細菌・ウイルスについては2026年4月13日までに検出分)
細菌
ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲
全国2026年第14週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比73%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比85%と減少した。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は5,058人(2.2)で前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約1.1倍であった。北海道(5.1)、鳥取県(5.1)、福岡県(5.1)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は10,481人(4.6)で前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.5)の約0.8倍であった。愛媛県(9.3)、岐阜県(9.2)、島根県(8.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
月報告対象疾患の発生動向 <2026年3月>
性感染症
【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は34人(2.6)で、前月比148%と増加した。また、昨年3月(2.5)の約1.0倍であった。
《疾患別》
- 性器クラミジア感染症:報告数18人(1.4)で、前月の約1.1倍、昨年3月の約0.9倍であった。20歳代が全体の約7割を占めた。(男性8人・女性10人)
- 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数8人(0.62)で、前月の約2.0倍、昨年3月と同率であった。(男性1人・女性7人)
- 尖圭コンジローマ:報告数3人(0.23)で、昨年3月の約3.0倍であった。(女性3人、前月報告なし)
- 淋菌感染症:報告数5人(0.38)で、前月及び昨年3月の約1.7倍であった。(男性2人・女性3人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,326人(4.5)で、前月比109%と増加した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,293人(2.4)で前月比109%、性器ヘルペスウイルス感染症958人(0.99)で前月比115%、尖圭コンジローマ452人(0.47)で前月比100%、淋菌感染症623人(0.64)で前月比110%であった。
薬剤耐性菌
【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は21人(3.0)で、前月比117%と増加した。また、昨年3月(1.7)の約1.8倍であった。
《疾患別》
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数21人(3.0)で、前月の約1.2倍、昨年3月の約1.8倍であった。70歳以上が全体の約7割を占めた。
- ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
- 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。
【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,278人(2.7)で、前月比97%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,241人(2.6)で前月比97%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症31人(0.06)で前月比120%、薬剤耐性緑膿菌感染症6人(0.01)で前月比50%であった。
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