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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年37号

第28巻第37号 [宮崎県第37週(9/7〜9/13) 全国第36週(8/31〜9/6)]
※次回の感染症週報のホームページ更新は、9月29日(火)となります。


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第37週(ARIのみ第36週)の発生動向

全数報告の感染症(37週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第37週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は266人(定点当たり16.7)で、前週比109%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、RSウイルス感染症、流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
また、第36週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,029人(定点当たり36.8)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。

【インフルエンザ】

報告数は54人(1.9)で、前週比225%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約6.4倍であった。年齢群別は15歳未満が全体の半数を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は29人(1.9)で、前週比94%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.4倍であった。年齢群別は5歳から7歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は86人(5.7)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約0.9倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約4割を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:報告数は1例(定点当たり0.14)で、延岡保健所から報告があった。年齢は0〜4歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2026年第36週:8月31日〜9月6日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。

※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

(細菌・ウイルスについては2026年9月14日までに検出分)

細菌

ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲

○インフルエンザA型と診断された患者からインフルエンザAH1pdm09が分離された。2025/2026シーズンは全国的にインフルエンザAH3とB(ビクトリア系統)の流行が見られたが、2026/2027シーズンは初週(第36週)の全国の分離・検出報告によるとインフルエンザAH1pdm09のみが報告されている。今年は感染症法が施行された1999年以来、2009年に次いで二番目に早い流行入りとなっており、咳エチケット等の予防策の推奨とともにワクチン接種の検討が重要である。

全国2026年第36週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比118%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比120%と増加した。

インフルエンザの報告数は12,299人(3.3)で前週比187%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.24)の約14.0倍であった。沖縄県(10.3)、新潟県(6.1)、神奈川県(5.9)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。

新型コロナウイルス感染症の報告数は7,777人(2.1)で前週比141%と増加した。栃木県(5.6)、新潟県(5.3)、長野県(4.4)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は8,679人(3.9)で前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.5)の約1.1倍であった。岐阜県(6.6)、大分県(6.5)、群馬県(6.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2026年8月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は31人(2.4)で、前月比97%とほぼ横ばいであった。また、昨年8月(3.4)の約0.7倍であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数19人(1.5)で、前月の約1.1倍、昨年8月の約0.7倍であった。20歳代が全体の約7割を占めた。(男性2人・女性17人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数9人(0.69)で、前月の約1.3倍、昨年8月の約0.8倍であった。(男性2人・女性7人)
  • 尖圭コンジローマ:報告数1人(0.08)で、前月の約0.5倍、昨年8月の約0.3倍であった。(男性1人)
  • 淋菌感染症:報告数2人(0.15)で、前月の約0.4倍、昨年8月の約0.5倍であった。(女性2人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,109人(4.3)で、前月比92%と減少した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,132人(2.2)で前月比92%、性器ヘルペスウイルス感染症891人(0.93)で前月比89%、尖圭コンジローマ484人(0.51)で前月比93%、淋菌感染症602人(0.63)で前月比94%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は21人(3.0)で、前月比105%と増加した。また、昨年8月(1.7)の約1.8倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数21人(3.0)で、前月の約1.1倍、昨年8月の約1.8倍であった。70歳以上が全体の約8割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,266人(2.7)で、前月比98%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,238人(2.6)で前月比99%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症28人(0.06)で前月比75%であった。

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