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「『元気のいいみやざき』を目指します」今年の抱負を語る安藤知事【特集】知事が語る今年の宮崎 みんなで作ろう「人と自然にやさしい『元気のいいみやざき』」

昨年は、天皇皇后両陛下をお迎えして「第55回全国植樹祭」が開催されたり、
連続テレビ小説「わかば」の舞台になるなど、
全国に広く宮崎をPRできた一年でした。
今年は私たちにとってどのような年になるのでしょうか。
県民主役の県政を進める安藤知事にインタビューしました。

―明けましておめでとうございます。知事は新しい年をどのように迎えられましたか

知事 おめでとうございます。おかげさまで、さわやかな新春を迎えました。県民の皆さんの期待に応えるため、気持ちを引き締めているところです。

今年の宮崎の話題

―今年は宮崎で「野鳥保護のつどい」が開催されますね

知事 自然豊かな神話の里高千穂町で、5月15日に「鳥たちと 神話の森に うたう夢」をキャッチフレーズに「第59回愛鳥週間『全国野鳥保護のつどい』」が開催されます。
 自然や野鳥との触れ合いを通じて、生命の尊さ、自然の大切さを学んでいただくために開催するものです。
 宮崎の豊かな自然や文化、人情を全国にPRする絶好の機会だと思います。

―連続テレビ小説「わかば」も好評のようですね

知事 ドラマの人気に合わせて、ロケ地となった日南市飫肥にはたくさんの観光客が訪れています。
 県では今後とも、宮崎がドラマや映画の舞台に選ばれるよう、積極的に誘致を進めていきたいと思います。

「わかば」効果でにぎわう日南市飫肥
「わかば」効果でにぎわう日南市飫肥

「元気のいいみやざき」を目指して

―知事は「人と自然にやさしい『元気のいいみやざき』」を基本目標とした「長期ビジョン」を定められましたが

知事 現在、この目標を実現するための具体的な施策やプロジェクトを定める「基本計画」を策定中です。県民の皆さんのご意見を踏まえ、3月末には、長期ビジョンと合わせて新しい総合長期計画としてお示しできると思います。
 この計画に基づいて、人々の暮らしや産業、地域など社会全体が生き生きとして、県民はもちろん県外から来た人も元気になるような「元気のいいみやざき」を目指し、具体的な施策をどんどん進めていきたいと思います。

未来を拓(ひら)く人が育つ社会

―知事は、元気な県づくりの基本は「人」だとおっしゃいますが

知事 そうですね。中でも、未来を担う子どもたちは地域の宝です。県では「次世代育成支援宮崎県行動計画」を策定し、地域で子育てを支援する社会を目指します。
 また、元気な宮崎づくりのためには、女性や高齢者の方のパワーを生かすことが大事です。女性だけで構成する「100人委員会」からは、昨年11月に県政に対する素晴らしい提案が発表され、2月には報告書をいただく予定です。
 高齢者の方が積極的に社会参加できる環境づくりについても、皆さんと一緒に進めていきたいと考えています。

―障害のある方の学習環境の整備も進んでいますね

知事 昨年、日南養護学校に高等部を新設しました。今年は、西諸県地区に、都城養護学校の分校として小・中学部を設置します。
 障害のある方の自立や社会参加につながるよう、今後もさらに整備を進めていきます。

快適な環境を享受できる社会

―地球温暖化など、環境に対する関心が高まっていますが

知事 県では、地球規模の環境問題にも対応する新しい環境保全条例や、県内に生息する貴重な動植物の保護についての条例制定を検討中です。
 県民の皆さん一人ひとりに環境に対する意識を持っていただき、皆さんと一緒に自然と共生する社会を目指したいと思います。

安全で安心して暮らせる社会

―安全・安心な生活も私たちにとっては大切なことですが

知事 昨年は台風が相次いで来襲し、椎葉村や北川町をはじめ、県内各地で人家や農作物に大きな被害をもたらしました。被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。現在、災害の復旧に向けて全力で取り組んでいるところです。また、災害への対応や遭難者の救助、急患搬送を行う防災救急ヘリコプター「あおぞら」も、いよいよ2月から本格稼動します。

―最近、食の安全・安心が注目されていますね

知事 宮崎県では、出荷前に結果が分かる独自の残留農薬検査システムで、県産農産物をチェックしています。検査できる農薬の種類も多く、全国で最も優れた検査体制です。今年は、検査する農薬の種類をもっと増やす予定です。
 またBSEについても、消費者の皆さんの安心が確保されるまで、当面県独自で全頭検査を行っていきます。
 さらに、生産から流通・消費に至るすべての段階で、一貫した安全確保を進める「食の安全・安心基本方針」(仮)を3月までにまとめます。
 このように、安全・安心な本県の農畜産物を県民の皆さんはもとより、全国の方々にお届けしていきます。

力強い産業が営まれる社会

―厳しい雇用情勢が続いていますが

知事 継続的な雇用の維持や創出を図るため、雇用・産業再生指針を策定しました。
 具体的には、例えば「食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出」(農学と医学の連携)をテーマとした共同研究に取り組むなど、産業間や産学公民の連携を推進しています。
また、事業者の経営安定を図るために、今年度から設けた無担保無保証人方型の「小規模企業サポート貸付」は皆さんに好評で、融資枠を倍増したところです。
 さらに、大きな雇用効果が期待できる企業誘致は上半期で昨年度を超える実績を上げています。今後も私自ら企業に働きかけるトップセールスを積極的に行っていきたいと考えています。

交流・連携が活発に行われ、豊かさを享受できる社会

―高速道路は私たちにとってとても重要なものですが

知事 昨年末に九州縦貫自動車道「人吉〜えびの間」の全線4車線化が完了しました。17年度は、東九州自動車道と九州横断自動車道延岡線にそれぞれつながる、国道10号延岡道路(延岡JCT〜延岡南IC)と国道218号北方延岡道路の一部分が開通する予定にあるなど、着実に整備は進んでいます。
 高速道路は本県の明日につながる道ですので、引き続き整備促進を積極的に働きかけていきます。

延岡若あゆ大橋
17年度一部開通予定の国道10号延岡道路にかかる「延岡若あゆ大橋」

今後の抱負

―最後に今後の抱負をお願いします。

知事 宮崎は、プロ野球のキャンプに代表されるように「スポーツランドみやざき」が定着しており、県民の皆さんも手軽にスポーツを楽しめる環境にあります。
 また、豊かで美しい自然があり、新鮮な食材や癒しを提供できる環境に恵まれています。
 こうした宮崎の特性を生かした「健康立県」「環境立県」の取り組みを全国にアピールし、県全体のイメージアップにつなげたいと思います。
 宮崎の持つ多くの「宝」を磨き、「地域力」を一層高めて「元気のいいみやざきづくり」に全力を尽くしていきますので、皆さんのご協力をお願いします。


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