県広報みやざき
【特集】

オンリーワンの宮崎を目指して  〜宮崎再生推進予算 〜平成20年度当初予算〜

 私にとって初の通年予算となる平成20年度当初予算は、財政改革を推進しつつ、存在感のある自治体となることを目指し、優先度が高く、特色ある施策には積極的に取り組む、「オンリーワンの宮崎を目指して〜宮崎再生推進予算」として編成しました。
一般会計:5,590億8,600万円(対前年度増減率 -1.0%) 特別会計:75億4,626万円(対前年度増減率 -11.3%) 公営企業会計:420億4,171万円(対前年度増減率 2.5%)

予算編成の基本的な方針

財政の健全化へ
 厳しい財政状況の下、公共事業の縮減・重点化や事務事業の見直しなどを行い、多額の収支不足の圧縮を図り、将来にわたって健全性が確保される財政構造への転換に向け、財政改革プログラムの着実な実行を最重要課題としています。
選択と集中
  本県が抱える政策課題に的確に対応するため、「新みやざき創造戦略」に基づく施策のうち、
  ?@中山間地域・植栽未済地対策
  ?A子育て・医療対策
  ?B建設産業対策
の3点を特に重点的に推進すべき施策としています。
県民総力戦
  事業仕分け委員会を始め県民の意見や評価等を参考にしながら、すべての事業について県民目線で見直し、事業を再構築しています。
  また、ボランティアやNPOをはじめとする民間との協働に積極的に取り組み、県民総力戦で新しい宮崎県づくりを進めます。
歳入:5,591億円
歳出:5,591億円
財政規模の推移 県債残高の推移
基金残高の推移

 

※新みやざき創造戦略:県政運営の指針として平成19年6月に策定した「新みやざき創造計画」の中で、今後4年間に優先的に取り組む重点施策として位置づけた戦略
(注)19年度および20年度は、見込み額。
今年度の主な事業をご紹介します!
 すべての事業について見直しを行い、捻出した財源の一部を重点施策に充当するなどして、新規事業120件、改善事業82件を盛り込んでいます。
  その中から、本県が抱える問題に対応するため、重点的に行う事業をいくつかご紹介します。

中山間地域の活力再生や健全で多様な森林づくりの整備を進めます。(中山間地域・植栽未済地対策)

●地域の課題を地域の人々が解決するコミュニティビジネスの創業支援や、行政と住民が連携した再生計画の立案・推進支援など、中山間地域の再活性化を図るための総合的な支援を行います。

(「中山間地域活力再生事業」 17百万円)
●山間地域の活性化へ向け、集落が策定する「集落活性化企画書」に基づく事業に対し、県と市町村が共同で拠出する基金により支援を行います。

(「きらり輝く山間地域農業活性化プロジェクト」 105百万円)
●植栽未済地への再造林や、伐採後の速やかな再造林を推進することにより、健全で多様な森林整備・保全に取り組みます。

(「植栽未済地解消対策事業・植栽未済地抑制対策事業」 161百万円)

子育て支援の充実や小児科医をはじめ更なる医師確保対策などに取り組みます。(子育て・医療)

●入院外医療費の助成対象を小学校入学前まで拡大し、入院・入院外とも小学校入学前までの乳幼児に対し医療費の助成を行います。

(「子育て支援乳幼児医療費助成事業」 658百万円)
●小児科専門研修医に対しての研修資金の貸与や、症例研究会の実施により、県内小児科医師の育成・確保に取り組みます。

(「小児科専門医育成確保事業」 23百万円)

技術と経営に優れた建設業者が伸びていける環境づくりや新分野進出に対する支援を行います。(建設産業対策)

●技術力や地域貢献度の高い地元の建設業者が受注しやすい総合評価落札方式の推進、新分野進出に対する支援等の充実などに取り組みます。

(「建設産業育成総合対策事業」 186百万円)
●建設業者をはじめ中小企業者の資金調達を円滑にし、経営基盤強化や新分野進出を促進する支援を行います。

(「中小企業融資制度貸付金建設産業等支援貸付」500百万円 (融資枠2,000百万円))
その他にも、こんな事業も行っています。
歳入確保対策
ネーミングライツの導入
  県立芸術劇場に命名権(ネーミングライツ)を導入。3年契約で毎年度2千万円の収入となります。
ゼロ予算施策
県有施設の有効活用など予算を伴わない事業
 ● 県民参加による沿道修景
 ● 知事定例記者会見を活用した本県のPR
 ● 「移住促進」住まい探しのお手伝い事業 他14事業
【お問い合わせ】
財政課
TEL 0985(26)7015
詳しくは 県ホームページ(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/)でもご覧になれます。