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令和3年1月15日更新

上祝子発電所を紹介します!

 こんにちは!施設管理課 祝子施設担当です。
 

 県北にある大崩山の山々からの水を集めて川となり、渓谷を下り、延岡の街に至って、海に注ぎ込む直前の五ヶ瀬川に流れ込む祝子川。

 
 私たちは、その祝子川にある4箇所の水力発電所を管理しています。

 

 

 発電所は無人で宮崎から遠隔操作で運転を行っていますが、定期的に現地を訪れ、実際に人の目で見て異常が無いか確認したり、油等の補給や消耗した部品の交換などのメンテナンスを行っています。 それによって何事も無く発電し続けることができます。
 普段は発電機が運転している状態で、確認やメンテナンスを行っていますが、年に1回は発電機を止めて、点検や整備を行います。
 今回は、祝子川にある発電所で、一番上流にある上祝子発電所を紹介します。
 
 上祝子発電所は大崩山の登山口の少し上流から取り込んだ水で発電をしている発電所になります。
 上祝子発電所の水車は、少し珍しいペルトン水車という形式の水車が使われているので、この水車を中心に上祝子発電所の紹介をします。

 

 

 
 写真に見えるのが上祝子発電所で、赤い屋根の建物の中に発電機や水車など発電を行うための機械が入っています。 その建物の向こうから山の上の方に伸びているのが、水圧鉄管と呼ばれる発電に使う水を送っている鉄の管で、名前でわかるように高い水圧がかかっています。 写真に写っているのはごく一部で写真のずっと奥の方まで伸びており、高低差が180mあります。
 
 発電するために使える水が多く、ダムとの高低差が一定以上ある一般的な水力発電所では、発電機を回すのにフランシス水車という水車が使われており、水力発電所の水車の多くはこの形式となります。

 

 

 
 フランシス水車のような一般的な水車は、水車全体を水の中に入れて、水の流れで水車を回し、その力を発電機に伝えて発電しています。
 上の写真では、赤い部分が水車で、その上につながる棒状の部分が水車の回転する力を発電機に伝える部分で、これが発電機につながっています。

 

 上祝子発電所は、使える水の量が少ないのですが、高低差があり高い水圧を得られるという特徴があります。 このような場合には、一般的なフランシス水車よりペルトン水車の方が適しており、上祝子発電所では、発電機を回すために、この水車を使っています。

 

 

 
 上の写真は、ペルトン水車です。一般的な発電所の水車とは違い、水の中には入っておらず、水鉄砲のように噴き出してくる水をスプーンのような形をした羽根が受け止めて回っています。

 

 下の写真は、冒頭の発電所の写真に写っていた赤い屋根の建物の内部の様子です。

 

 

 
 手前から、発電機、水車、発電機、水車と並んでいて、手前の発電機と水車、奥の発電機と水車がそれぞれつながっており、水車の回転する力で発電機を回して発電しています。

 
 下の図は、上の写真の水車を横からみたところです。流れてきた水は、上下二手に分かれ、その先から水鉄砲のように水が噴き出し、カバーの中にある水車を回しています。

 

 

 
 下の写真は、水が噴き出す部分をカバーの中から撮影したものです。真ん中に見える円錐の形をしたものが前後して水の量を調整しています。

 

 

 
 カバーを開けると水車が見えてきます。

 

 

 
 たくさんのスプーンのような形をした羽根が付いていて、噴き出してきた水を受け止め、その力で回り、隣の発電機を回して発電しています。

 
 今後、機会があれば、作業の様子などを紹介していきたいと思います。
 以上、上祝子発電所の紹介でした!

 

 

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