四万十帯に分布する鉱床

鉱床名 大河内
位置・交通 東臼杵郡椎葉村大河内の東方約4km。
海抜1000mの高所。
沿 革 明治初年盛大に稼行したことがある。
戦後休山。
地質・鉱床 四万十累層群の千枚岩、剪断粘板岩、塩基性岩類が分布し、走向N50゜〜60゜W、傾斜50゜SW。塩基性岩類も千枚岩状を呈する。
鉱床は千枚岩状塩基性岩中または、これと泥質千枚岩との境に層状ないしレンズ状にはさまでれている。
露頭や旧坑が多いが、現在よく観察される鉱床は走向N50゜W、傾斜50゜SW、水平延長140m、厚さ0.3〜1m、垂直方向に40m続くもので、金通先は断層で切られている。
鉱 石 黄鉄鉱を主とし少量の黄銅鉱・微量の閃亜鉛鉱・方鉛鉱などを伴う。
Cu 3%   S 40%
備 考