秩父帯に分布する鉱床

鉱床名 三ヶ所
位置・交通 西臼杵郡五ヶ瀬町赤谷の南西方1.5km。
沿 革 明治中期に稼行。
昭和28年休山。
地質・鉱床 中・古生層の千枚岩・白色チャート・赤色チャートが分布し、走向はN45゜〜60゜E、傾斜はSE又はNWへ急斜。これらに平行に塩基性岩類が介在。
鉱床は緑泥石化した塩基性岩類を母岩とし、層状ないしレンズ状を呈する。水平、垂直に延長40m、厚さ1〜10m。
鉱 石 黄銅鉱・斑銅鉱が鉱染。微量の磁鉄鉱・磁硫鉄鉱・閃亜鉛鉱、黄鉄鉱はさほど多くない。
Cu 1.5%   S 4.5%
浮選精鉱  Cu  20%
備 考 同形式と思われる鉱床が、長峰・古賀・一ノ瀬・波帰(いずれも五ヶ瀬町)などにある。