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掲載開始日:2022年5月30日更新日:2022年8月5日
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接種可能な医療機関について、医療圏ごとに一覧表にまとめています。
以下の「接種医療機関一覧表」をクリックし御確認ください。
令和4年4月19日、組換えスパイクタンパクを抗原とした新型コロナウイルス感染症ワクチンの武田社ワクチン(ノババックス)について、厚生労働省から18歳以上を対象とする初回接種(1、2回目接種)及び追加接種(3回目接種)に対する製造販売承認がなされました。
令和4年7月22日、初回接種の対象年齢について「18歳以上」から「12歳以上」に引き下げられました。
ウイルス抗原(新型コロナウイルスのスパイクタンパク)の遺伝子をもとに、昆虫細胞を用いて発現させた遺伝子組み換えタンパク質をナノ粒子化して製造されたワクチンです。
免疫の活性化を促進する(ワクチンの効果を高める)ために、キラヤ植物の樹皮から抽出した成分をもとに作られたケージ様の粒子で構成されるアジュバンドという物質が添加されています。
(令和4年3月24日開催第31回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より)
ノババックスを接種することにより、免疫の一種である抗原定時細胞が新型コロナウイルスの組換えスパイクタンパク質を取り込みます。
リンパ組織において、免疫系での情報の伝達により、新型コロナウイルス感染症に対する抗体が産生されます。
アジュバンドは接種部位、リンパ組織での免疫細胞の働きを促進します。
(令和4年3月24日開催第31回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より)
ワクチンに含まれている成分は以下のとおりです。
有効成分 |
SARS-CoV-2rS |
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添加剤 |
Matrix-A、Matrix-C、コレステロール、ホスファチジルコリン、リン酸水素二ナトリウム二水和物、リン酸に水素カリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム七水和物、リン酸二水素ナトリウム一水和物、ポリソルベート80、pH調節剤 |
注意:Matrix-A、Matrix-Cは、キラヤ植物の樹皮から得られた抽出物、コレステロール及びホスファチジルコリン(界面活性作用等)からなる添加剤。ポリソルベート80は、水に溶けにくい薬剤の可溶化やタンパク製剤の安定化に用いられます。
重大な副反応 |
主な自覚症状 |
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ショック |
冷汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる、意識の消失 |
アナフィラキシー |
全身の痒み、蕁麻疹、のどの痒み、ふらつき、動悸、息苦しい |
報告割合 |
1回目接種後 |
2回目接種後 |
3回目接種後 |
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50%以上 |
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圧痛 |
圧痛、疲労、疼痛、筋肉痛 |
10~50% |
圧痛、疼痛、疲労、頭痛、筋肉痛、倦怠感 |
疼痛、疲労、筋肉痛、頭痛、倦怠感、関節痛 |
倦怠感、頭痛、関節痛、発熱、悪心・嘔吐、腫脹・硬結、紅斑 |
1~10% |
関節痛、悪心・嘔吐、発熱 |
悪心・嘔吐、腫脹・硬結、紅斑、発熱 |
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(注意)対象:1回目接種後253人、2回目接種後250人、3回目接種後97人
令和4年7月8日(金曜日)開催第81回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第6回・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において、「ヌバキソビッド筋注接種後の心筋炎等について」検討が行われました。
(注意)血管迷走神経反射:注射を打った時の痛み、恐怖、(神経的な)興奮などによる刺激が脳神経の一つである迷走神経を介して中枢に伝わり、心拍数が減少したり血圧が低下したりすることがあります。そのため、気分が悪くなったり、めまいやふらつき、失神などが起こったりします。
以下に、「接種を受けることができない方」、「接種を受けるのに注意が必要な方」をお示しします。
御自身が当てはまるかどうか、ワクチンを受けてもよいか御不明な方は、現在受診されている医療機関の医師、かかりつけの医師に御相談ください。
また、接種当日は、御自身の症状、飲んでいる薬等について、接種前の診察(問診)時に必ず申し出てください。
(注意1)「あきらかな発熱」とは、通常37.5度以上を指します。ただし、平時の体温と比較して37.5度を下回る場合であっても、発熱していると判断される場合もありますので、御了承ください。
(注意2)全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等アナフィラキシーを疑う複数の症状
1回0.5mLを2回、通常、3週間の間隔で筋肉内に注射します。
1回0.5mLを筋肉内に注射します。
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、接種により健康被害(病気にり患したり、障がいが残ったりすること。)が起こることがあります。極めてまれではありますが、副反応による健康被害をなくすことはできないことから救済制度が設けられています。
参照:厚生労働省のページ「予防接種健康被害救済制度について」(外部サイトへリンク)
参照:宮崎県ホームページ「新型コロナワクチン接種に係る健康被害救済制度について」
医療機関で医療を受けた場合 |
医療費及び医療手当 |
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障がいが残ってしまった場合 |
障がい児養育年金(18歳未満)又は障がい年金(18歳以上) |
亡くなられた場合 | 葬祭料、死亡一時金 |
請求者(健康被害を受けた御本人やその家族)は、給付の種類に応じて(接種時の)住民票所在地の市町村窓口に申請します。
市町村窓口で請求書を受理した後、市町村が設置する予防接種健康被害調査委員会において、医学的な見地から当該事例について、調査し、因果関係が確認されたものについて、県を通じて国へ進達します。
国は、疾病・障がい認定審査委員会に諮問し、県を通じて市町村に通知します。
その後、給付が認められた事例に対して給付が行われます。
福祉保健部薬務対策課ワクチン確保・調整担当
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-3141
ファクス:0985-44-2753