令和2年度ローカル5G等を活用した地域課題解決実証事業の取組紹介
1.本事業の概要
- (1)事業名
ローカル5G等を活用した地域課題解決実証事業
- ローカル5Gとは、携帯電話事業者による全国向け5Gサービスとは別に、地域の企業等の様々な主体が自らの建物や敷地内で5G技術を使ったネットワークを構築し、5Gの特徴である超高速、超低遅延、多数同時接続といった環境を利用可能とする新しい仕組み。
- (2)事業の目的等
本県においては、中山間地域を中心に人口減少が急速に進んでおり、特に生産年齢人口が減少しているなど、地域の維持存続には様々な課題が存在しております。
そのような課題を解決する手法の一つとして、ICTの活用があり、全国的には先駆的な事例が生まれつつあります。
そのため、今回新たなインフラとして注目を集めているローカル5G(超高速、超低遅延、多数同時接続という特徴あり)環境を設定し、本県における課題解決及び地域活性化に資するモデルを創出することとして事業を実施しております。
2.令和2年度:具体的に実施した内容
令和2年度ローカル5G等を活用した地域課題解決実証事業(県からの委託事業)については、椎葉村をフィールドに実施。
(1)主な事業の実施場所
- ア:椎葉村内(カテリエ、小中学校等)、宮崎大学附属小学校
(2)事業の実施体制
- ア:椎葉村(実施主体)
- イ:その他、協力事業者等
(富士通株式会社、九州電力株式会社、株式会社QTnet、株式会社教育情報サービス、国立大学法人宮崎大学等)
(3)事業の内容
椎葉村において、「教育分野」「地域振興分野」の2分野でローカル5G等を活用した地域課題解決実証事業を実施。
教育分野
- 共同授業
- 交流授業
- 遠隔授業
- 情報発信
- eラーニング
- アウトリーチ型校内研修

地域振興分野
- プログラミング授業
- 新たな仕事場の提供
なお、詳細な実施内容については、以下ファイルのとおり。

(4)技術的な検証
今回の実証事業では、ローカル5Gをはじめとする様々な通信規格(wi-fi、sXGP、地域BWA)を活用したハイブリッドネットワークを構築し実施。それぞれの通信規格における技術的な検証も実施。
詳細な内容は以下、実証結果に記載。
3.本事業についての問合せ等
- (1)本委託事業担当
- 宮崎県総合政策部情報政策課先端ICT利活用担当主査菊田智彦
- 電話:0985-26-7046