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令和3年度宮崎県自殺対策推進協議会を開催しました
1開催概要
開催日時
令和3年7月21日(水曜日)15時~16時10分
開催場所
企業局県電ホール
出席者
委員(26名中23名出席、うち7名代理出席)、実務者会議委員(4名)
事務局(福祉保健部長ほか5名)
議事
- (1)自殺の現状等について
厚生労働省発表の「人口動態統計(概数)」等を使用し、事務局から説明を行いました。
- (2)自殺対策の取組について
宮崎県自殺対策行動計画に基づく取組状況等及び「ひなたのキズナ“声かけ”運動」の実施等について、事務局から説明を行いました。
2議事概要
各委員からの主な意見は、以下のとおり。
- 若者はICTを活用するので、「若者や女性を対象にSNSやテレビCMなどの強化」の取組は、若者に浸透している手段で良い取組だと考える。
- 「気づき・声かけ・見守り」については、専門家への「つなぎ」が重要であり、「声かけ」と「見守り」の間に「つなぎ」がないと自殺者数は減らないと考える。
- 「声かけ」の仕方は「どうしたの?」で良いのか、誰が声をかけるのか、声をかける相手は誰なのか。地域のコミュニティが成り立っていない中では、具体的にならなければ、ひなたのキズナ“声かけ”運動がただのイベントになり、仕組みにならないのではないか。「助けて」と言う前の言える環境(地域のコミュニティ)が大切であると考える。
- コミュニティが創れない状況では、相談先へのアクセスのあり方が大切になる。商業施設等のトイレの個室にQRコードを置いて、相談先にアクセスさせると良いと考える。
- コロナ禍で、運輸・交通・観光・飲食業界は非常に厳しい。雇用を守らないといけないため、事業の規模を縮小したりしている。
- 労働者は、コロナ禍で苦労している。差別や誹謗中傷に悩んでいる人もいる。医療関係者等は、行事に参加しないでくれと言われている人もいる。
- 学校では、ICT活用が急速に進み、タブレット利用で問題も出てきている。いじめに繋がったりする。家庭環境も多様化していて、注視していかないといけない。
- 非正規雇用の方の失業やシングルマザー等、どのような方の自殺が多いかが分かれば、対策も考えられるのではないかと考える。
- 電話相談では、女性の方から、DVを受けているという相談もある。コロナに関する相談もある。子どもからの相談もあり、つなぐ先として、保健師やスクールカウンセラーを活用している。寄り添って話を聴いている。
- コロナの影響で、夜間電話相談業務に参加(従事)できない方も増えている。
参考(相談窓口情報サイト)

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