更新日:2020年2月26日
令和元年度宮崎県高齢者虐待防止連絡会議の概要について
1.日時
令和元年11月8日(金曜)午後1時30分から午後3時まで
2.場所
宮崎県福祉総合センター(ボランティアセミナールーム)
3.出席者
4.議事
- (1)議事1
- 県内における高齢者虐待の状況について(平成30年度)
- (2)議事2
- (3)議事3
5.要旨
(1)議事1,2について
事務局から平成30年度の県内における高齢者虐待の状況について説明を行なった。
(2)議事3について
事務局から高齢者虐待防止に係る業務全般について説明を行なった後、宮崎県社会福祉協議会から高齢者虐待対応専門職チームを活用した虐待対応事例について報告が行われた。
主な意見等
- 複数の関係機関が対応すべき事案については、役割分担やルールづくり、システム化等を事前に整理する等の連携が重要である。
- 経済的な問題で、養護者が意図的に介護保険サービスの利用を制限しているケースや養護者が介護を行う中でストレスがたまってしまうケース等、問題解決のためには、虐待対応と同時に養護者支援という視点が必要。
- 養介護施設としては適切な対応であっても、家族の思いが強く、苦情につながることがあるため、高齢者虐待防止等の普及・啓発において、家族に対し、養介護施設等で対応できること等を示すとともに、家族と施設が連携しやすい雰囲気をつくる必要がある。
- 夜勤体制が1名の施設では虐待が起きやすいと考えられるが、現在の介護保険制度の報酬では複数職員の配置が困難である。
- 養介護施設等の利用者の方が職員に対し唾をかけたり、つまんだり、蹴飛ばしたり、罵声を浴びせたり、という場面があり、自己コントロールするのが、非常に難しい場合がある。職員数に余裕があればよいが、現実的には厳しいため、組織全体で虐待防止に取り組んでいかないといけない。
- 介護保険サービス等既存の制度利用が困難な方への支援のあり方が課題。介護現場と行政が、地域に応じた特性を考慮しつつ、対応策を一緒になって考えていく必要性は非常に大きく、各市町村における地区単位でどう考えていくかという仕組みづくりが行えるとよい。