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更新日:2018年1月25日
去る平成29年8月25日(金曜日)に宮崎県林業技術センター(美郷町)をメイン会場とし「耳川フェスティバルin美郷」を開催しました。
耳川フェスティバルは、「耳川水系総合土砂管理計画」の行動計画に基づき、流域住民とともに、耳川のあるべき姿を共感し、地域に根ざした川づくりを推進することを目的に毎年開催しているもので、今回で6回目の開催となります。
今回の耳川フェスティバルは、普段なかなか目にする機会のないダムや発電所の見学、森林の役割や耳川が生活の中でどう関わっているのかのお話、国際うなぎLABOの施設見学のほか、ダムカレーの試食会などのプログラムを企画したところ、町内外から小学生51名を含む62名の方にご参加いただきました。
注意:耳川水系総合土砂管理、耳川フェスティバルin美郷のプログラム等については、下記のホームページをご覧ください。
日向市中島建設課長より、開会のごあいさつをいただきました。
西郷ダムや西郷発電所の見学ツアーを実施しました。参加した小学生は、電気とは何かから電気が各家庭へ届くまでの道筋、水力発電とは何か等についての説明を熱心に聞いたり、普段見ることのできない発電施設を興味深く見学していました。
(九州電力による西郷ダムの施設見学)
(九州電力による西郷発電所の説明)
宮崎北部森林管理署と美郷町による森林の役割と生活の中の耳川について、小学生たちにお話をしていただきました。
参加者の方々に耳川についてより多くのことを知っていただけたと思います。
昼食は石峠レイクランドにて、当日限定のダムカレーを食べました。ダムカレーとは何かの説明をしている間、目の前のダムカレーが待ちきれない小学生も多いようでした。
昼食を終えると、美郷町と宮崎県のゆるキャラ”みさとちゃん”と”みやざき犬むぅちゃん”の登場です。みさとちゃんとむぅちゃんが出題する○×クイズに小学生たちは参加し、見事正解し続けた小学生たちには景品が贈呈されました。
美郷町南郷区にある国際うなぎLABOへ施設見学に行きました。東京大学総合研究博物館でしか見ることのできなかった展示物を宮崎県で見ることのできる東京大学モバイルミュージアムinみやざきや生きたうなぎを見ることのできるうなぎ展示室を見学し、小学生は我先にと展示室を回っていました。
参加していただいた各班の代表の小学生4名にフェスティバルに参加した感想などを発表してもらいました。
フェスティバルに参加した感想では、「いろいろな所を見て回ることができ、普段見ることができなかったり知らないことを知れて良かった。また来たい。」等の意見が聞かれ、参加した小学生が耳川について今まで以上に興味を持ったことが伺えた。
発表後には、宮崎大学の杉尾名誉教授から、発表について講評をいただくとともに、山地から海岸までの土砂移動など総合土砂管理についてわかりやすく解説していただきました。
(講評:宮崎大学名誉教授杉尾哲氏)
メイン会場内において、流域の小学生が作成した耳川新聞や宮崎県が策定した耳川水系総合土砂管理計画、九州電力が実施しているダム改造工事など関係機関による取組を紹介したパネル展示を実施しました。
次回も、美郷町において第7回耳川フェスティバルを開催する予定です。みなさまの参加をお待ちしております。
お問い合わせ
耳川フェスティバル実行委員会
(事務局:宮崎県日向土木事務所)
電話:0982-52-4174