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掲載開始日:2018年10月1日更新日:2018年10月1日
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(性別:男性、年齢:30代)
1.高齢者の和牛繁殖農家に対する助成について
和牛繁殖農家は休日がなく、若者から敬遠される業種である。今の後継者のほぼ全てが先代から牛を飼っている農家であり、家で牛を飼育していなければ、和牛繁殖をするという考えは起きない。廃業してしまえば、後継者がいなくなる。高齢者が少しでも長い間、牛を飼ってもらうために、省力化のための牛舎改築、機械導入などの助成事業を行なってほしい。
2.牛糞堆肥を燃料としたバイオマス発電所の研究・推進について
山間地域では耕地が激減しており、牛の増頭の妨げとなっている。平地への輸送コスト等に問題があるため、牛糞をエネルギー源にし、発電するシステムを作ってほしい。木質バイオマスとのハイブリッドができれば山間地にとっては一石二鳥である。
1.現在、高齢化などにより離農者が多く、繁殖雌牛が減少し、生産基盤が脆弱化しています。そのため、国や県単独の事業により、規模拡大に向けた畜舎の整備や、家畜導入の支援を行なっています。
一方、小規模農家や高齢者に対しては、分業化や外部化を行うことによる労力軽減や省力化などを進めており、その対象となるキャトルセンターやコントラクターなどの拠点施設などの整備強化を図っています。
このような事業を地域全体で考え、活用していただくことで、高齢者などが少しでも長く畜産業を営んでいけるよう取り組んでいきたいと考えております。
2.現在、畜糞を原料としたバイオマス発電所が県内にも3箇所設置、運用されており、その運用ベースは鶏糞が中心となっております。
一方、牛糞に関しては、すでに発電能力の検証も実施しており、水分調整を行えばエネルギー利用は可能と言われております。木質バイオマスとのハイブリットによる牛糞発電の可能性については、今後、調査など検討していく必要があると考えております。
農政水産部畜産局 畜産振興課肉用牛振興担当
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