新田原基地におけるステルス戦闘機F-35Bの配備について
- 令和3年7月21日:「防衛省からの説明」を掲載しました。
- 令和3年7月5日:「松川るい防衛大臣政務官に対する要望」を掲載しました。
1.松川るい防衛大臣政務官に対する要望
令和3年4月6日の岸防衛大臣閣議後会見において「F-35Bの配備先については、(中略)新田原も有力な候補地である」との発言があったことを受けて、県では、防衛省への要望活動を行ないました。
(1)日時
令和3年6月30日(水曜日)15時30分から
(2)場所
防衛省本省第1省議室
(3)要望者
宮崎県副知事永山寛理
(4)要望の概要
令和3年6月30日防衛大臣への要望書(PDF:105KB)
- 新田原基地を候補地として検討する以上、県民の不安や懸念の解消を重要課題と位置づけ、その具体的な解決策について併せて検討を進めること。
- 今後、新たな戦闘機の配備をはじめ、地域住民の生活に重要な影響を与える事項については、地元自治体や県民に対し速やかな情報提供と丁寧な説明を行うこと。

2.防衛省からの説明
F-35Bの新田原基地への配備について、河野知事が防衛省関係者から説明を受けました。
(1)日時
令和3年7月15日(木曜日)午後3時から
(2)場所
県防災庁舎4階防41号室
(3)説明した者
- 九州防衛局長伊藤哲也
- 防衛省地方協力局西日本協力課長鍋田克己
- 航空幕僚監部防衛部防衛課F-35室長前床泰彦
- 航空自衛隊第5航空団副司令和田竜一
- 九州防衛局企画部長玉越崇志
(4)説明を受けた者
- 宮崎県知事河野俊嗣
- 危機管理統括監小田光男
- 危機管理局長日髙正勝
(5)説明の概要
防衛省からは、以下の理由により新田原基地がF-35Bの配備基地として最適であると判断した、との説明がありました。
- 馬毛島(鹿児島県)において模擬艦艇発着艦訓練を円滑に実施可能であること。
- 呉地区(広島県)配備の護衛艦「かが」との連携を深めていくことが可能な位置にあること。
(6)意見交換の概要
県からは、主に以下の点について発言しました。
- これまでも迅速かつ丁寧な説明を求め、県議会からも意見書の提出があり、永山副知事による松川政務官への直接の要望などを行なっていたにもかかわらず、報道が先行する形になり、地域住民に不安が広がったことについて、強く抗議する。
- F-35Bの事故や安全保障上のリスクについて、地域の皆様に、丁寧な説明をわかりやすくお願いしたい。
防衛省からは、主に以下の点について発言がありました。
- 今般の報道の件について、大変申し訳なく思っており、防衛省としては、御指摘を踏まえ、適切に対応してまいりたい。
- F-35Bの安全性については、米国防総省とも飛行の安全に影響する問題はないことを確認しており、有事の際の脅威については、F-35Bの配備により我が国の防空能力を一層高め、我が国への攻撃に対する抑止力を高めるものである。
