更新日:2020年9月4日
知っておくべき避難のポイント~災害から命を守るための備え~
新型コロナウイルスの感染リスクがある今だからこそ、
「自らの命は自らが守る」=「自助」の意識を持ち、
今のうちに避難の方法や備えについて確認しておきましょう!
1.どこに避難するべきか確認を

(1)在宅避難
在宅避難をする場合の注意点
- 事前に「ハザードマップ」を確認し、自宅と周辺が安全であることを確認しましょう
- 最低3日分、できれば1週間分の水や食料を備蓄しておきましょう
(2)親戚・友人宅へ避難
親戚・友人宅へ避難する場合の注意点
- 事前に「ハザードマップ」を確認し、親戚・友人宅が安全であることを確認しましょう
- 日頃から、大雨などが予想される際には避難することを相談しておきましょう
(3)車中避難
車中避難をする場合の注意点
- 車中避難ができる安全な場所をあらかじめ確認しておきましょう
(市町村が指定した避難場所であるほうが良い)
- エコノミークラス症候群を防ぐため、定期的な給水や体操、換気を行いましょう
(4)避難場所へ避難
避難場所へ避難をする場合の注意点
- 避難場所までの経路を確認しておきましょう
- 避難場所には多くの人が集まる可能性がありますので、感染症対策に必要な物を持参しましょう
2.ハザードマップと一緒に「避難行動判定フロー」の確認を
- ハザードマップを確認し、自宅の災害リスクと取るべき行動を考えておきましょう。

(PDF:881KB)
(中央防災会議防災対策実行会議「令和元年台風第19号等による災害からの避難に関するワーキンググループ」資料より引用)
【避難行動判定フロー】
- ハザードマップを確認しましょう。
- 家が安全な場合、自宅での避難も選択肢の一つです。ただし、色が塗られていなくても、災害による被害の発生が想定される場合は必要に応じて避難してください。
- 家が危険な場合は、原則として自宅の外に避難してください。
- ご自身やご家族の方に避難に時間がかかる方がいるか確認しましょう。
- 避難に時間を要する方がいる場合、警戒レベル3が出たら、安全な場所に住んでいる親戚や知人宅に避難しましょう。近くに安全な場所に住んでいる親戚等がいない場合は、市町村が指定している避難場所に避難してください。
- 避難に時間を要する方がいない場合、警戒レベル4が出たら、安全な場所に住んでいる親戚や知人宅に避難しましょう。近くに安全な場所に住んでいる親戚等がいない場合は、市町村が指定している避難場所に避難してください。
(中央防災会議防災対策実行会議「令和元年台風第19号等による災害からの避難に関するワーキンググループ」資料より引用)
3.雨が降ったら「警戒レベル」を確認し、早めに避難



(PDF:1,046KB)
(中央防災会議防災対策実行会議「令和元年台風第19号等による災害からの避難に関するワーキンググループ」資料より引用)
【警戒レベル】
- 警戒レベル5:災害発生情報などの情報が出た場合、命を守る最善の行動を取ってください。
- 警戒レベル4:避難勧告・避難指示(緊急)などの情報が出た場合、危険な場所から全員避難してください。
- 警戒レベル3:避難準備・高齢者等避難開始などの情報が出た場合、危険な場所から高齢者などは避難してください。
- 警戒レベル2:大雨注意報・洪水注意報などの情報が出た場合、ハザードマップなどで避難方法を確認してください。
- 警戒レベル1:早期注意情報が出た場合、最新情報に注意し、災害の備えを行いましょう。
4.避難場所における感染症対策
避難場所に避難する場合は、新型コロナウイルス感染症対策に必要な物を可能な限り持参し、「新しい生活様式」に基づいた避難生活を送りましょう。
持参するもの
マスク、消毒液、体温計、スリッパ、防寒着など
避難場所での過ごし方
新型コロナウイルス感染症対策のため、以下のことに取り組みましょう。

- まめに手洗い、手指消毒
- 避難所内ではマスク着用
- 人との間隔はできるだけ2m(最低1m)
- 会話をするときは、可能な限り対面を避ける
- 定期的に換気(1時間に2回程度)と消毒(1日に3回から4回)
- 食事は横並びで、おしゃべりは控えめに
- 回し飲みはしない
- ごみは自分で決められたゴミ箱に
- 退所前には必ず報告
5.命を守る避難行動リーフレット
避難のポイントをまとめたリーフレットを作成しました。
避難について検討する際や災害への備えを準備する際にご活用ください。