新型コロナウイルス感染症患者(第1例目)の発生について(続報)
令和2年3月4日、新型コロナウイルスの検査により、同ウイルスに感染した方が1名確認されました。行動歴、濃厚接触者については、宮崎市保健所において調査中です。
患者情報
患者の状況
- (1)居住地宮崎市
- (2)年齢70代
- (3)性別男性
- (4)国籍日本
- (5)職業無職
経過等
- 3月1日
- 3月2日
- A医療機関を受診し、服薬
- 胸部エックス線上、明らかな肺炎認めず
- インフルエンザ陰性
- 3月4日
- 病状改善せず、A医療機関を再診。
- 医療機関より保健所に相談があり、宮崎県衛生環境研究所においてPCR検査を実施した結果、陽性と判明
- 4月3日
- 4月4日
- PCR検査(2回目)を実施、陰性を確認
- 感染症指定医療機関から退院
現在の症状(3月4日時点)
行動歴
- 2月20日~26日
- 2月27日
- 羽田空港より宮崎空港着、自宅へはタクシー利用
- 移動時はマスク着用
- 帰宅後は発症まで自宅で過ごす
濃厚接触者の状況
お願い
- 患者・ご家族の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をお願いします。
- 医療機関への取材はご遠慮ください。
県の対応(3月4日時点)
今後の感染の広がり等を見ながら適宜見直します。
- 感染者に対して積極的疫学調査を徹底することとし、濃厚接触者に対して、14日間、健康観察を実施するとともに、外出自粛など感染者を増やさないような行動を要請する。
- 県が主催するイベント等について、今年度末まで、原則、延期・中止する。
ただし、入学試験や卒業式など、参加者が限定され、かつ日程の変更や中止が困難なものは、感染機会を減らす工夫を徹底し、個別に開催を検討する。
感染者が居住していた県央地区においては、県立の公の施設は、今年度末まで、県民の施設利用を制限等する。(臨時休業を含む)
- 県民や市町村等に対して、事業所・施設等の臨時休業、イベント等の集会や外出の自粛などについて、一律の要請は行わないが、県の対応を踏まえた対応を要請する。特に、高齢者や基礎疾患を有する者、子どもなどの参加があるイベント等については、十分に留意して判断する。実施等する場合は、感染機会を減らす工夫の徹底を要請する。(県立学校については県立学校の臨時休業についてを参照)
感染機会を減らす工夫の例
- 風邪のような症状のある方の参加自粛を要請すること
- 参加者に対し、咳エチケットの徹底を要請すること
- 屋内でのイベント等は定期的な室内換気を十分に行うこと
- アルコール消毒液を会場の複数箇所に設置し、手指消毒を確実に実施すること
- イベント等の運営方法の変更、見直しについて工夫すること
- 開催時間の短縮、参加対象者の限定などの規模縮小
- 参加者の相互接触や対面での会話機会を減らすなどの工夫
- 食事提供の取りやめ
参考資料
第3回本部会議資料(PDF:335KB)
- 次第
- 資料1新型コロナウイルス感染症患者(第1例目)の発生について
- 資料2県の対応方針