県内2例目(都農町)の事例について
1 農場の概要
所在地:都農町川北
飼養状況:飼養羽数約3万羽(肉用鶏)
2 経緯
- 12月1日13時30分に当該農場において、死亡鶏が増加した旨、宮崎家畜保健衛生所が通報を受け、農場立入検査を実施。
- 同日15時25分に同家畜保健衛生所が当該農場において、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 同日17時00分に同家畜保健衛生所において、当該農場から持ち帰った検体について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 同日19時30分、第3回宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議を開催。
- 同日23時00分、宮崎家畜保健衛生所における確定検査(PCR検査)の結果、H5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付したところ、12月2日0時30分に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。同時刻、防疫措置を開始するとともに、自衛隊に災害派遣を要請。
- 同日5時55分、全ての鶏の殺処分終了。
- 同日6時02分、殺処分鶏の埋却終了。
- 同日15時05分、発生農場の防疫措置完了(農場内の清掃、消毒等)。
- 12月3日15時00分、疑似患畜から検出されたウイルスがH5N8亜型であることが確認され、高病原性鳥インフルエンザの患畜であると判定。
- 12月6日23時30分、疑似患畜の確認を受けて実施した「発生状況確認検査」において、臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
- 12月17日20時00分、清浄性確認検査の結果、臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。このため、搬出制限区域を解除し、消毒ポイントの一部を終了。
※美々津、耳川大橋北の2箇所は7例目の消毒ポイントとして稼働中
- 12月24日0時00分、移動制限区域を解除し、消毒ポイントの一部を終了。
※藤見運動公園、山本小東、都農ICの3箇所は7例目の消毒ポイントとして稼働中
- 12月30日23時00分、消毒ポイントの一部を終了。
※藤見運動公園は7例目の消毒ポイントとして稼働中
- 令和3年1月6日0時00分、消毒ポイントの全てを終了。
3 動員者等
- (1)動員約210名(県約80名、国約10名、自衛隊約120名)
- (2)掘削、埋却等高鍋地区建設業協会約40名
- (3)市町村の保健師等延べ6名(都農町、木城町)
- (4)この他、様々な関係団体等の協力を得て、防疫作業を実施
4 移動制限、搬出制限区域内の養鶏農場及び飼養羽数(12月1日時点)
区域
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養鶏農場数
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飼養羽数
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区域内市町村
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移動制限区域
(3km以内)
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26農場
(うち3農場空舎)
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約86万羽
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都農町、川南町
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搬出制限区域
(3~10km以内)
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138農場
(うち29農場空舎)
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約438万羽
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都農町、川南町、日向市
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合計
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164農場
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約524万羽
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1市2町
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5 消毒ポイントの設置状況
令和3年1月6日0時00分、消毒ポイントの全てを終了。
農場における防疫措置や車両消毒ポイントの画像を掲載しています。
7 過去のプレスリリース
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生について(第1報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について(第2報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜に係る殺処分の完了について(第3報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認に係る防疫作業の進捗状況について(第4報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された農場の防疫措置の完了について(第5報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザウイルスのNA亜型の確定について(第6報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る発生状況確認検査の結果について(第7報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る清浄性確認検査の実施について(第8報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る清浄性確認検査の結果及び搬出制限区域の解除について(第9報)
- 都農町における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る移動制限区域の解除及び消毒ポイントの終了について(第10報)