県内3例目（都城市）の事例について

1 農場の概要

所在地：都城市高崎町笛水1-9,12

飼養状況：飼養羽数約3.6万羽（肉用鶏）

2 経緯

• 12月2日12時40分に当該農場において、死亡鶏が増加した旨、都城家畜保健衛生所が通報を受け、農場立入検査を実施。
• 同日14時40分に同家畜保健衛生所が当該農場において、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
• 同日16時40分に宮崎家畜保健衛生所において、当該農場から持ち帰った検体について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
• 同日23時00分に同家畜保健衛生所における確定検査（PCR検査）の結果、H5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付したところ、12月3日0時30分に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。同時刻、防疫措置を開始。
• 12月3日11時30分、全ての鶏の殺処分及び埋却を終了。
• 同日19時00分、当該農場の防疫措置完了（農場内の清掃、消毒等）。
• 12月4日18時00分、疑似患畜から検出されたウイルスがH5N8亜型であることが確認され、高病原性鳥インフルエンザの患畜であると判定。
• 12月12日18時00分、疑似患畜の確認を受けて実施した「発生状況確認検査」において臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
• 12月23日20時00分、清浄性確認検査の結果、臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。このため、搬出制限区域を解除し、消毒ポイントの一部を終了。
• 令和3年1月22日0時00分、移動制限区域を解除し、消毒ポイントの全てを終了。

3 動員者等

• （1）動員約310名（県約150名、都城市約140名、国約20名）
• （2）掘削、埋却等都城地区建設業協会約50名
• （3）市町村の保健師等延べ22名（都城市、三股町）
• （4）この他、様々な関係団体等の協力を得て、防疫作業を実施 

4 移動制限、搬出制限区域内の養鶏農場及び飼養羽数（12月2日時点）

区域	養鶏農場数	飼養羽数	区域内市町村
移動制限区域（3km以内）	12農場（うち1農場空舎）	約54万羽	都城市、小林市
搬出制限区域（3～10km以内）	86農場（うち19農場空舎）	約296万羽	都城市、小林市、高原町、宮崎市、綾町
合計	98農場	約350万羽	3市2町

5 消毒ポイントの設置状況

令和3年1月22日0時00分、消毒ポイントの全てを終了。

6 防疫作業の様子

農場における防疫措置や車両消毒ポイントの画像を掲載しています。

7 過去のプレスリリース

1. 都城市における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生について（第1報）
2. 都城市における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について（第2報）
3. 都城市における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜に係る防疫作業の進捗状況について（第3報）
4. 都城市における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜に係る殺処分の完了について（第4報）
5. 都城市における高病原性鳥インフルエンザウイルスの疑似患畜が確認された農場の防疫措置の完了について（第5報）
6. 都城市における高病原性鳥インフルエンザウイルスのNA亜型の確定について（第6報） 
7. 都城市及び小林市における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る発生状況確認検査の結果について（県内3～5例目）（3例目（都城市）第7報、4例目（都城市）第5報、5例目（小林市）第7報） 
8. 都城市及び小林市における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る清浄性確認検査の実施について（県内3～5例目）（3例目（都城市）第8報、4例目（都城市）第6報、5例目（小林市）第8報 
9. 【県内3～5例目】都城市及び小林市における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る清浄性確認検査の結果及び搬出制限区域の解除について（3例目（都城市）第9報、4例目（都城市）第7報、5例目（小林市）第9報）
10. 【県内3～5例目及び9例目】都城市及び小林市における高病原性鳥インフルエンザ発生に係る移動制限区域の解除及び消毒ポイントの終了について（3例目（都城市）第10報、4例目（都城市）第8報、5例目（小林市）第10報、9例目（小林市）第9報）