【ご協力ください!】外来種の情報を集めています
宮崎県では、県内に侵入している外来種の情報を集めています。
集めた情報は、「宮崎県版外来種リスト」の資料として活用いたします。
外来種とは?
日本やその地域にもともといなかったもので、人間の活動等により持ち込まれた生き物のこと。
外来種には、農林漁業や生態系、人へ被害を及ぼすものもいます。
詳しくはリンクからご覧ください→宮崎県庁HP:みやざきの外来種
こんな外来種の情報を集めています
哺乳類
シベリアイタチ(別名チョウセンイタチ)
- 全長(頭胴長+尾長)は50~60cmくらいで、黄色味が強い毛で被われています。
- シベリアイタチは尾率(頭胴長に対する尾長の比率)は約50%で、ニホンイタチの40%に比べると尾が少し長くなっています。
- ニホンイタチの全長は35~45cmほどと小型で、茶色に近い毛色です。
写真提供:岩本俊孝_氏

アライグマ(特定外来生物)
- 全長(頭胴長+尾長)は60~100cmくらいです。
- 白色の顔に黒色のマスクを着けたような外見で、鼻から眉間に黒い筋があります。
- 耳が大きく白い縁取りがあり、尾には4から7の輪模様があります。
- 前足の足跡は人間の手のような形をしています。
写真提供:環境省

鳥類
ガビチョウ(特定外来生物)
- ヒヨドリより少し小さく全長は25cmほどです。
- 全身は茶褐色で、尾は黒色、頭頂や首、胸に黒褐色の縞模様があり、目の周りから後方にかけて白い筋があります。
- 渡りをせず、地上採食性が強い種です。大きな声で鳴きます。
写真提供:湯浅芳彦_氏

ソウシチョウ(特定外来生物)
- スズメと同じくらいで全長は15cmほど。
- 頭部は暗緑色で目の周りは薄い黄色。
- クチバシは赤く、ノドは黄色で胸部は濃いオレンジ色をしています。
- 翼に黄色と濃い赤の斑紋があります。
- 10~20羽位の群れでいることが多く、大きな声で鳴きます。
写真提供:中村豊_氏

コブハクチョウ
- 全長150cmほどの大型の水鳥です。
- 全身白色で雌雄同色です。
- 扁平なクチバシはオレンジ色で、クチバシ上部の付け根に黒いコブがあります。
写真提供:中村豊_氏

爬虫類
オキナワキノボリトカゲ
- 尾を含めた全長20~30cm
- オスの体色は緑色で、体の側面に黄色の帯模様があります。
- メスは緑色や褐色で、黄色の帯模様はありません。
- 樹上性のトカゲです。
写真提供:末吉豊文_氏

ミシシッピアカミミガメ(別名ミドリガメ)
- 最大背甲長:雄約20cm、雌約28cm
- 目の後ろに赤い模様があります。
- 甲羅全体が緑色をしています。
注意:この種については、宮崎市、都城市、延岡市、日南市、高鍋町、新富町以外での情報を募集しています。
写真提供:末吉豊文_氏

両生類
ウシガエル(特定外来生物)
- 全長15cmを超える大きなカエルです。
- 背中は薄い緑色で、褐色のまだら模様があります。
- 夜になると「ウォーン、ウォーン」と大きな声で鳴きます。
注意:この種については、宮崎市、都城市、延岡市、日南市、高鍋町、新富町以外での情報を募集しています。
写真提供:末吉豊文_氏

クモ類
ハイイロゴケグモ(特定外来生物)
- メスは体長10mm、オスは5mm程度。体の色は全体的に茶褐色のことが多いですが、黒化型や白っぽい個体もいます。
- メスのみ毒があります。
- 背中に2~3対の黒い斑紋、腹部に砂時計型の赤い模様があります。
- 卵のう(写真)は突起が複数あり特徴的で、他種との区別が容易です。
写真提供:串間研之_氏


貝類・甲殻類
スクミリンゴガイ(別名ジャンボタニシ)
- 殻高8cm
- 日本産の一般的なタニシ類のように貝殻のてっぺんが鋭くありません。
- ピンク色の卵塊(写真)があればスクミリンゴガイがいます。
写真提供:齋藤政美_氏


スクミリンゴガイの卵塊
種子植物
オオフサモ(特定外来生物)
- 川や池などの岸辺に生える水草です。
- 根は底についているので、水面を漂うことはありません。水面から20~30cmのところに葉を出します。
- 細かく分裂した葉を輪になってつけるのが特徴です。花は目立ちません。
- 冬の寒さにも強く、平野部では冬でも緑色の葉をつけています。大きな群落がよく見られます。
写真提供:齋藤政美_氏

ボタンウキクサ(特定外来生物)
- 水面に浮かんで生活する水草です。金魚鉢に入れる浮き草として売られていることもあります。
- 野外では川のよどんだ所やため池・ダムなどで見られます。
- レタスを思わせる姿で、葉に顕著な縦の筋がたくさんあるのが特徴です。
- 夏頃、葉の付け根に花を咲かせますが、小さくてほとんど見えません。
- 大きな群落がよく見られます。
写真提供:齋藤政美_氏

ホテイアオイ
- 水面に浮かんで生活する水草です。
- 金魚鉢に入れる浮き草として売られていることもあります。
- 野外では川のよどんだ所やため池・ダムなどで見られます。
- 葉の付け根が丸く膨らんでいるのが特徴です。夏にヒヤシンスに似た水色の花を咲かせます。
- 大きな群落がよく見られます
写真提供:齋藤政美_氏

ご協力いただける場合
発見した外来種の画像をメール等でお送りください。
なお、ミシシッピアカミミガメ、ウシガエルの2種については、情報が十分集まっている宮崎市、都城市、延岡市、日南市、高鍋町、新富町以外での情報を収集しています。
画像を送付される際は、発見した日時・場所を必ず記載してください。
報告先
もしくは
- 〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号
- 宮崎県自然環境課野生生物担当