掲載開始日:2021年12月6日更新日:2021年12月6日

ここから本文です。

長期予報(3か月予報等)

概要

2021年9月から2021年11月までの秋季の結果

(1)気温

この期間の平均気温は、宮崎市で20.1℃で平年値より0.3℃高くなっています。月別では9月が25.7℃(+1.0℃)、10月が20.8℃(+0.8℃)、11月が14.0℃(-0.7℃)となっていました。
令和3年は3月まで高温傾向でしたが、4月以降6月まで平年並みに推移し、8月は平年を下回りました。
秋になると9月、10月とも平年より高い気温でしたが、11月は平年より低く、気温変化が大きくなっていました。

(2)降水量

この期間の降水量は、平均で296.7mmで、平年値の336.6mmの88%とやや少なくなっています。月別では、9月は692mmと平年の2倍近い雨量になっています。しかし、10月は120.5mmで平年の61%、11月は77.5mmで平年の73%と雨量が少ない状態になっています。
気温と同じように、降水量も極端な傾向を示していますが、この傾向は、令和3年の特徴になります。1週間雨が降った後、1週間晴れが続く天気になっていたと言えます。

(3)日照時間

この期間の日照時間は559.7時間で平年の497.1時間と比べ12.5%の増加になっています。月別では、9月148時間(平年156.5時間)、10月213.6時間(平年173.6時間)、11月198.1時間(平年167時間)になり、9月が高温とともに日照時間が長くなっていました。
このように、最近の傾向として、天気変化が大きく、平年を極端に上回る時と下回る時が出ています。注目すべきことは、3ヶ月平均でみると平年並みに近いが、月別では、大きな変化が見られることです。
11月25日に3ヶ月長期予報(12~2月)が発表されましたので、その解説と今後の傾向について解説をします。

予報の種類と予報の見方

(1)予報の種類

  1. 短期予報
    2日以内の予報。午前11時に出される予報が、当日、翌日、翌々日の天気予報に該当します。
  2. 中期予報
    7日以内の予報。週間天気予報のことで毎日11時更新。
  3. 長期予報
    1ヶ月、3ヶ月予報。毎月25日前後に出されます。

(2)予報の見方

  1. 1ヶ月予報は、その月を3区分して、気温、降水量、日照時間の3つについて予想されます。
    現在、1981年~2010年の30年間のデーターで平年値が出されています。そのため、たとえば気温、降水量、日照時間は、次の表のように表現されます。
    たとえば、平年並みが予想される場合は上記の表現になります。左の30は平年よりも低い(少ない)傾向、右の30は平年よりも高い(多い)傾向と表現されます。40は平年並みの気温ということになります。
  2. 3ヶ月予報は、その期間の気温と降水量について、同じ形式で表現されます。

1.3か月予報(11月25日発表)

気温

50

30

20

12月

50

30

20

1月

40

40

20

2月

40

30

30

降水量

40

30

30

12月

40

30

30

1月

40

30

30

2月

30

40

30

3か月予報の解説(12月~2月)

(1)気温

3か月の平均で、平年より低い予想です。月別では12月が平年より低い、1月、2月とも平年並みかやや低いと予想されています。
このため、予想期間を通じて平年より低い予想になります。11月も寒気の影響を受けやすい状態でした。12月以降も引く続きこの傾向が続くため、3ヶ月の気温は、平年より低い予想になります。その要因が、10月頃から発生しているラニーニャ現象によるものと言えます。過去に発生した事例では厳冬になっていることが多いので、寒さ対策が必要になります。

(2)降水量

3ヶ月の平均で平年並みかやや少ないと予想されていますが、月別では、12月と1月が平年並みかやや少ない、2月が平年並みと予想されています。このため、予想期間を通じて平年並みかやや少ない予想になりますが、その要因としては、この冬は冬型気圧配置になることが多く、寒気の影響を受けやすいためです。沿岸部で冬晴れになりやすいのですが、山間部は冬型の時は、雲が出やすい傾向です。

 

2.全体的傾向

この冬は、厳冬になってくると予想しています。特に宮崎地方では、12月後半から、2月の初めまでが寒くなる傾向です。
寒くなってくる要因はラニーニャ現象発生によって、寒気が南下しやすい気圧配置になりやすいためです。昨年もラニーニャ現象が発生していましたが、この時は、12月、1月が寒く、2月は暖かくなっています。
この冬も同じ傾向になる可能性がありますが、明らかに異なる点は寒気の南下が西周りになっている点で、この場合は西日本が寒く、北日本が暖かくなります。また、寒波は5日から1週間続いた後、1週間程度気温が上昇するパターンの繰り返しで続いていきます。
このため、この冬は久しぶりに厳冬になってきますので、寒さ対策(降霜、凍結、山沿いでは降雪・積雪)をしっかり実施してください。

総合農業試験場企画情報室村岡精二(気象予報士)

 

お問い合わせ

宮崎県総合農業試験場   担当者名:企画

〒880-0212 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂5805

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:sogonogyoshikenjo@pref.miyazaki.lg.jp

気象情報のため、できるだけ早くアップしてください。