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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第8号

第14巻第8号[宮崎県8週(2/20〜2/26)、全国7週(2/13〜2/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第8週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は2,778人(定点あたり55.9)で、前週比84%と減少した。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

【インフルエンザ】

  • 報告数は2,014人(34.1)で前週比76%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(15.5)の約2.2倍である。都城(43.9)・宮崎市(42.7)・小林(39.0)保健所からの報告が多い。年齢分布を(図)に示す。


【水痘】
  • 報告数は147人(4.1)で前週比127%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(4.3)と同程度である。延岡(5.8)・都城(5.2)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約8割を占めた。

【基幹定点からの報告】

  • マイコプラズマ肺炎
    マイコプラズマ肺炎:延岡(1人)保健所から報告された。患者は3歳で、病原体はMycoplasma pneumoniae であった。
保健所別流行警報開始基準値超過疾患

流行警報開始基準値:インフルエンザ(30.0)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(8.0)、感染性胃腸炎(20.0)

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核2例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    急性脳炎1例、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜8週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第7週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は50.2で、前週比93%と減少した。今週増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザの報告数は174,871人(35.4)で、前週比88%と減少した。大分県(52.3)、埼玉県(50.4)、秋田県(48.2)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の32%、6歳から9歳が27%、10歳から14歳が17%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が17%、60歳以上が4%を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は7,411人(2.4)で、前週比119%と増加した。富山県(6.0)、大分県(5.6)、福井県(4.9)からの報告が多く、年齢別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患


インフルエンザ情報《県内第8週、全国第7週(再掲)》

県内8週インフルエンザ発生動向

平成24年2月20日〜2月26日までの1週間で2,014人(定点あたり34.1)の報告があり、前週の約8割に減少した(図1)。都城(43.9)・宮崎市(42.7)・小林(39.0)保健所からの報告が多い(図2)。年齢分布を(図3)に示す。

全国第7週インフルエンザ発生動向

平成24年2月13日〜2月19日までの1週間で174,871人(35.4)の報告があり、前週比88%と減少した。大分県(52.3)、埼玉県(50.4)、秋田県(48.2)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の32%、6歳から9歳が27%、10歳から14歳が17%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が17%、60歳以上が4%を占めた。

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