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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第17号・第18号

第14巻第17号[宮崎県第17週(4/23〜4/29)全国第16週(4/16〜4/22)]
第14巻第18号[宮崎県第18週(4/30〜5/6)全国第17週(4/23〜4/29)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第17週、第18週の発生動向

【17週】
定点からの報告総数は1,107人(定点あたり29.4)で前週比81%と減少した。
増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

  • マイコプラズマ肺炎
    宮崎市(1人)保健所から報告された。患者は3歳の男児で病原体はMycoplasma pneumoniaeであった。

【18週】
連休の影響か、定点からの報告総数は644人(定点あたり17.7)で前週比60%と大きく減少した。
大きく増加した疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

  • マイコプラズマ肺炎
    日南(1人)保健所から報告された。患者は13歳の男子で病原体はMycoplasma pneumoniaeであった。
流行警報開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

【17週】

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核3例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    レジオネラ症1例。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢1例。

【18週】

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核1例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜18週)

病原体情報(衛生環境研究所 微生物部)(平成24年5月7日までに検出)

ウイルス

細菌

  • 気管支炎を呈した患者2名から、Lamp法、PCR法でBordetella pertussis(百日咳菌)が検出された。
    そのうち1名は抗生物質投与前の検体であったため、菌も分離された。
  • 高鍋保健所管内で、下痢、腹痛、嘔吐を呈した70代の女性から、血清型O157の腸管出血性大腸菌(EHEC)が分離された。

全国第16週、第17週の発生動向

【16週】

定点医療機関あたりの患者報告総数は22.2で、前週比105%と増加した。増加した主な疾患は感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。

【17週】

定点医療機関あたりの患者報告総数は21.0で、前週比95%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘で、減少した疾患はインフルエンザであった。

咽頭結膜熱の報告数は1,045人(0.33)で前週比132%と増加した。佐賀県(0.86)、宮崎県(0.78)、鹿児島県(0.76)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳で全体の約8割を占めた。

水痘の報告数は4,035人(1.3)で、前週比119%と増加した。宮崎県(3.4)、高知県(3.1)、山形県(3.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約7割を占めた。

全数把握対象疾患

【16週】

【17週】

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