第14巻第22号[宮崎県第22週(5/28〜6/3)全国第21週(5/21〜5/27)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は938人(定点あたり27.6)で、前週比107%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は水痘であった。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
- 報告数は166人(4.6)で前週比123%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(3.5)の約1.3倍である。延岡(17.5)、高鍋(6.0)保健所からの報告が多く、年齢別では2歳から5歳で全体の約半数を占めた。
【感染性胃腸炎】
- 報告数は470人(13.1)で前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点あたり平均値(8.7)の約1.5倍である。日南(21.7)、小林(20.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約半数を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は17.6で、前週比106%と増加した。今週増加した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
咽頭結膜熱の報告数は1,446人(0.46)で、前週比131%と増加した。福島県・鹿児島県(各1.1)、佐賀県(0.96)、福岡県(0.84)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約8割を占めた。
水痘の報告数は4,560人(1.5)で、前週比120%と増加した。山形県(2.7)、三重県(2.4)、宮崎県(2.2)からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳で全体の約8割を占めた。