第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2〜7/8)全国第26週(6/25〜7/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は841人(定点あたり24.3)で、前週比99%と横ばいであった。
前週に比べ増加した主な疾患はへルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
【ヘルパンギーナ】
- 報告数は315人(8.8)で前週比111%と増加し、引き続き流行警報レベル開始基準値(6.0)を超えている。例年同時期の定点あたり平均値(6.0)の約1.5倍である。延岡(20.3)、日南(17.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳で全体の約7割を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は15.9で、前週比101%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はヘルパンギーナと手足口病で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
ヘルパンギーナの報告数は7,153人(2.3)で、前週比159%と増加した。宮崎県(7.9)、群馬県(7.3)、三重県(6.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。
手足口病の報告数は1,833人(0.58)で、前週比123%と増加した。青森県(4.3)、新潟県(4.1)、福井県(3.7)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。