第14巻第30号[宮崎県第30週(7/23〜7/29)全国第29週(7/16〜7/22)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は750人(定点あたり21.6)で、前週比94%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
【手足口病】
- 報告数は84人(2.3)で前週比187%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(5.2)の約4割である。延岡(9.5)、日向(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約9割を占めた。
【ヘルパンギーナ】
- 報告数は260人(7.2)で前週比89%と減少したが、引き続き流行警報レベル開始基準値(6.0)を超えている。例年同時期の定点あたり平均値(4.8)の約1.5倍である。延岡(16.3)、日南(9.7)、日向(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は14.5で、前週比88%と減少した。今週増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は水痘、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎であった。
ヘルパンギーナの報告数は13,670人(4.3)で、前週比98%と横ばいであった。東京都(8.3)、宮崎県・埼玉県(各8.1)、大分県(7.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。
インフルエンザの報告数は1,356人(0.28)で、前週比127%と増加した。沖縄県(21.1)、鹿児島県(0.42)からの報告が多い。年齢別では5歳以下が全体の15%、6歳から9歳が9%、10歳から14歳が9%、15歳から19歳が5%、20歳から59歳が44%、60歳以上が18%を占めた。