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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第39号

第14巻第39号[宮崎県第39週(9/24〜9/30)全国第38週(9/17〜9/23)

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第39週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は801人(定点あたり23.7)で、前週比115%と増加した。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

前週に比べ増加した疾患は手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

【手足口病】

  • 報告数は186人(5.2)で前週比137%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(0.99)の約5倍である。日南(13.7)、都城(7.7)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約9割を占めた。

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は222人(6.2)で前週比106%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(1.6)の約4倍である。日南(9.3)、延岡(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:小林(1人)保健所から報告された。患者は50歳代で、病原体検出せず。
  • マイコプラズマ肺炎:宮崎市(2人)保健所から報告された。患者は4歳と5歳。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    麻しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜39週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成24年10月1日までに検出)

細菌

ウイルス

  • ヘルペス疑いの乳児からコクサッキーウイルスB4が咽頭ぬぐい液、髄液から検出された。
  • インフルエンザAと診断された幼児からインフルエンザウイルスAH3が検出された。また、麻疹疑いの男性からもインフルエンザAH3が検出された。全国でも今シーズンに入り、インフルエンザAH3が22例、インフルエンザAH1pdm09が8例検出されている。
  • 宮崎市保健所官内で麻疹疑いの中学生と10歳代の女性から麻疹ウイルスが検出された。

全国第38週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は9.5で、前週比84%と減少した。今週増加した主な疾患はなかった。減少した主な疾患はヘルパンギーナと感染性胃腸炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は3,562人(1.1)で、前週比94%と減少した。宮崎県(5.8)、福岡県(4.7)、佐賀県(4.4)からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第38週)

  • 風しん:東京都(14例)からの報告が多い。

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