第14巻第50号[宮崎県第50週(12/10〜12/16)全国第49週(12/3〜12/9)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は1,518人(定点あたり44.2)で、前週比82%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと水痘で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
【水痘】
- 報告数は161人(4.5)で前週比131%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(3.4)の約1.3倍である。日向(7.3)、小林(6.7)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約9割を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は28.9で、前週比108%と増加した。今週増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。
インフルエンザの報告数は2,832人(0.57)で、前週比184%と増加した。佐賀県(5.6)、沖縄県(2.8)、群馬県(2.7)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の28%、6歳から9歳が22%、10歳から14歳が17%、15歳から19歳が4%、20歳代から50歳代が24%、60歳以上が5%であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,485人(2.1)で、前週比117%と増加した。宮崎県(4.8)、石川県(4.0)、福井県(3.9)からの報告が多く、年齢別では4歳から7歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は61,897人(19.6)で、前週比109%と増加した。宮崎県(35.9)、鹿児島県(34.0)、愛媛県(31.8)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約3割を占めた。