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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第6号

第15巻第6号[宮崎県第6週(2/4〜2/10)全国第5週(1/28〜2/3)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第6週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は2,693人(定点あたり59.2)で、前週比83%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は631人(17.5)で前週比108%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(15.1)の約1.2倍である。小林(27.0)、日南(26.0)、延岡(25.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

【インフルエンザ】

  • 報告数は1,726人(29.3)で前週比72%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(29.2)と同程度である。小林(42.4)、都城(40.6)、延岡(38.1)保健所の順に報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の39%、6〜9歳が18%、10〜14歳が14%、15〜19歳が5%、20歳代から50歳代が19%、60歳以上が5%を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核10例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    E型肝炎1例。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜6週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年2月10日までに検出

細菌

ウイルス(サーベイランス)

  • 30代男性から風疹ウイルスが1例検出された。
ノロウイルス検出情報

検出なし。(検査依頼なし)

全国第5週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は49.6で、前週比98%と横ばいであった。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザの報告数は177,271人(35.8)で、前週比98%と横ばいであった。新潟県(51.6)、愛知県(48.3)、愛媛県(45.3)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が27%、6〜9歳が20%、10〜14歳が16%、15〜19歳が5%、20歳代から50歳代が25%、60歳以上が7%を占めた。

全数把握対象疾患(全国第5週)

月報告対象疾患の発生動向 <1月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は29人(2.2)で、前月比112%と増加した。また、昨年1月(2.5)の約9割であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症
    報告数18人(1.4)で、前月の約1.8倍、前年の約8割であった。20歳代が全体の約4割を占めた。
  • 性器ヘルペスウイルス感染症
    報告数4人(0.31)で、前月の約6割、前年の約半数であった。20歳代が全体の約8割を占めた。
  • 尖圭コンジローマ
    報告数1人(0.08)で、20歳代であった(前月及び前年同月は報告なし)。
  • 淋菌感染症
    報告数6人(0.46)で、前月の約7割、前年の約2倍であった。20歳代が全体の約半数を占めた。


【全国】定点医療機関総数:967
定点医療機関からの報告総数は3,959人(4.1)で、前月比108%と増加した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,017人(2.1)で前月比111%、性器ヘルペスウイルス感染症698人(0.72)で前月比101%、尖圭コンジローマ474人(0.49)で前月比107%、淋菌感染症770人(0.80)で前月比107%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は51人(7.3)で前月比93%と減少した。また、昨年1月(4.1)の約1.8倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
    報告数50人(7.1)で、前月の約9割、前年の約2.1倍であった。70歳以上が全体の約半数を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
    報告数1人(0.14)で、前年の約3割であった(前月は報告なし)。40歳代の報告であった。
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症
    報告はなかった。
  • 薬剤耐性アシネトバクター感染症
    報告はなかった。

【全国】 定点医療機関総数:467
定点医療機関からの報告総数は2,099人(4.5)で、前月比103%と横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,811人(3.9)で前月比105%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症263人(0.56)で前月比88%、薬剤耐性緑膿菌感染症25人(0.05)で前月比125%、薬剤耐性アシネトバクター感染症の報告はなかった。

インフルエンザ情報《県内第6週、全国第5週(再掲)》

□ 県内6週インフルエンザ発生動向

平成25年2月4日〜2月10日までの1週間で1,726人(定点あたり29.3)の報告があり、前週の約7割に減少した(図1)。例年同時期の定点あたり平均値(29.2)と同程度である。保健所別報告数を(図2)、年齢群別患者発生割合を(図3)に示す。

全国第5週インフルエンザ発生動向

平成25年1月28日〜2月3日までの1週間で177,271人(35.8)の報告があり、前週比98%と横ばいであった。新潟県(51.6)、愛知県(48.3)、愛媛県(45.3)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が27%、6〜9歳が20%、10〜14歳が16%、15〜19歳が5%、20歳代から50歳代が25%、60歳以上が7%を占めた。

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