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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第11号

第16巻第11号[宮崎県第11週(3/10〜3/16)全国第10週(3/3〜3/9)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成26年第11週の発生動向

A型肝炎(全数把握対象):今週6例の届出があり、今年の県内累計は13例となった。

・定点医療機関からの報告総数は2,397人(定点あたり50.8)で、前週比103%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は1,563人(26.5)で前週比106%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(12.3)の約2.2倍である。小林(48.4)、都城(36.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の28%、6〜9歳が30%、10〜14歳が21%、15〜19歳が4%、20歳代〜50歳代が13%、60歳以上が4%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は47人(1.3)で前週比168%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.15)の約9倍で、地域で差があるが多い状態が続いている。高鍋(2.8)、宮崎市(2.4)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約9割を占めた。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は561人(15.6)で前週比107%と増加した。第6週以降少しずつだが増加している。例年同時期の定点あたり平均値*(14.4)の約1.1倍である。小林(50.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約半数を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患(11週までに新たに届出のあったもの)

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核8例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    E型肝炎1例、A型肝炎6例。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜11週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第10週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は35.1で、前週比86%と減少した。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザの報告数は113,410人(22.9)で、前週比81%と減少した。宮城県(39.0)、福井県(38.9)、岩手県(37.9)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の27%、6〜9歳が30%、10〜14歳が20%、15〜19歳が3%、20歳代〜50歳代が16%、60歳以上が4%を占めた。

全数把握対象疾患(全国第10週)

インフルエンザ情報《県内第11週、全国第10週(再掲)

県内第11週インフルエンザ発生動向
平成26年3月10日〜3月16日までの1週間で1,563人(定点あたり26.5)の報告があり、前週の約1.1倍に増加した(図1)。例年同時期の定点あたり平均値(12.3)の約2.2倍である。保健所別報告数の推移を(図2)、年齢群別報告数の推移を(図3)に示す。

全国第10週インフルエンザ発生動向

平成26年3月3日〜3月9日までの1週間で113,410人(定点あたり22.9)があり、前週比81%と減少した。宮城県(39.0)、福井県(38.9)、岩手県(37.9)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の27%、6〜9歳が30%、10〜14歳が20%、15〜19歳が3%、20歳代〜50歳代が16%、60歳以上が4%を占めた。

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