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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第16号

第16巻第14号[宮崎県第16週(4/14〜4/20)全国第15週(4/7〜4/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成26年第16週の発生動向

  • 定点医療機関からの報告総数は1,218人(定点あたり32.7)で、前週比101%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と咽頭結膜熱であった。減少した主な疾患はインフルエンザと手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は265人(4.5)で前週比75%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(7.8)の約6割である。小林(11.0)、中央(10.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の20%、6〜9歳が28%、10〜14歳が21%、15〜19歳が7%、20歳代〜50歳代が17%、60歳以上が7%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は656人(18.2)で前週比112%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(14.7)の約1.2倍である。高千穂(38.0)、延岡(34.3)、小林(32.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は45人(1.3)で前週比180%と増加し、例年同時期の定点あたり平均値*(0.73)の約1.7倍であった。中央(6.0)保健所からの報告が多く、警報レベル(定点あたり3.0)を超えた。年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所管内から1人、高鍋保健所管轄内から4人報告された。患者は1歳が4名、20歳代が1名であった。いずれも群別不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患(16週までに新たに届出のあったもの)

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜16週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年4月20日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国第15週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は15.1で、前週比94%と減少した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

インフルエンザの報告数は20,618人(4.2)で、前週比68%と減少した。青森県(9.0)、山形県(8.8)、山梨県(8.5)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の33%、6〜9歳が18%、10〜14歳が11%、15〜19歳が4%、20歳代〜50歳代が27%、60歳以上が7%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は18,123人(5.8)で、前週比114%と増加した。宮崎県(16.3)、大分県(13.6)、熊本県(11.5)からの報告が多く、年齢別では1歳〜3歳が約4割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第15週)

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