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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第18号

第16巻第18号[宮崎県第18週(4/28〜5/4)全国第17週(4/21〜4/27)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成26年第18週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は973人(定点あたり29.2)で、前週比86%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は水痘と手足口病であった。減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は529人(15.6)で前週比85%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(11.3)の約1.4倍である。日南(25.0)、都城(23.2)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は63人(1.9)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点あたり平均値*(0.67)の約2.8倍であった。中央(9.0)、日南(6.7)、高鍋(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡保健所管内から1人、高鍋保健所管内から5人、日向保健所管轄内から2人報告された。患者は11ヶ月、1歳が各1名、2歳が3名、3歳、5歳、8歳が各1名であった。いずれも群別不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患(18週までに新たに届出のあったもの)

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核2例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜18週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年5月7日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第17週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は19.4で、前週比105%と少し増加した。今週増加した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎であった。減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。

咽頭結膜熱の報告数は1,495人(0.48)で、前週比130%と増加した。島根県(3.1)、宮崎県(1.9)、富山県(1.6)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜3歳が全体の約7割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は26,916人(8.6)で、前週比113%と増加した。宮崎県(18.3)、大分県(17.4)、福井県(15.5)からの報告が多く、年齢別では1歳〜4歳が全体の約半数を占めた。

全数把握対象疾患(全国第17週)

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