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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第22号

第16巻第22号[宮崎県第22週(5/26〜6/1)全国第21週(5/19〜5/25)] 

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第22週の発生動向

全数報告の感染症(22週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核4例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜22週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は884人(定点あたり27.2)で、前週比113%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病であった。減少した主な疾患は水痘であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は52人(1.4)で前週比133%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.81)の約1.8倍であった。中央(6.0)、日南(3.7)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から1歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は125人(3.5)で前週比132%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.1)の約1.7倍である。高千穂(17.0)、中央(6.0)、高鍋(5.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

  • 報告数は107人(3.0)で前週比110%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.4)の約9割である。延岡保健所(8.8)からの報告が多く、年齢別では3歳から6歳が全体の約6割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内から1例報告された。患者は5歳で、群別不明。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年6月4日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国第21週の発生動向

全数報告の感染症(全国第21週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は17.3で、前週比99%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

手足口病の報告数は796人(0.25)で、前週比139%と増加した。宮崎県(2.6)、熊本県(2.5)、大分県(2.2)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約7割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は786人(0.25)で、前週比147%と増加した。熊本県(3.3)、佐賀県(1.6)、山口県(0.96)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約7割を占めた。

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