所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第23号

第16巻第23号[宮崎県第23週(6/2〜6/8)全国第22週(5/26〜6/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第23週の発生動向

全数報告の感染症(23週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜23週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は851人(定点あたり24.5)で、前週比90%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナであった。減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は55人(1.5)で前週比106%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.8)の約1.8倍であった。日南(5.7)、中央(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は114人(3.2)で前週比91%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.3)の約1.4倍である。高千穂(7.0)、高鍋(5.5)、日南(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は59人(1.6)で前週比169%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.1)の約0.8倍である。年齢別では1から2歳が全体の約7割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所管内から1例、都城保健所管内から1例報告された。患者はいずれも2歳で、群別不明。

全国第22週の発生動向

全数報告の感染症(全国第22週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比98%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

手足口病の報告数は1,047人(0.33)で、前週比132%と増加した。宮崎県(3.5)、大分県(2.9)、熊本県(2.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は1,137人(0.36)で、前週比144%と増加した。熊本県(3.3)、山口県(1.5)、佐賀県・大分県(各1.4)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930