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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第30号

第16巻第30号[宮崎県第30週(7/21〜7/27)全国第29週(7/14〜7/20)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第30週の発生動向

全数報告の感染症(30週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核6例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜30週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は551人(定点あたり16.1)で、前週比77%と減少した。前週に比べ大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】

  • 報告数は88人(2.4)で前週比79%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(5.0)の約0.5倍であった。小林(6.3)、日南(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3 歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は87人(2.4)で前週比64%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(4.8)の約0.5倍であった。日南(7.3)、延岡(7.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約7割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内から1例報告された。患者は70歳代男性で群別不明。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年7月28日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第29週の発生動向

全数報告の感染症(全国第29週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比104%とやや増加した。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

手足口病の報告数は3,914人(1.2)で、前週比129%と増加した。福岡県(5.0)、大分県(4.1)、石川県(3.9)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は15,547人(4.9)で、前週比132%と増加した。東京都(9.9)、山梨県(8.6)、大阪府(8.4)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約6割を占めた。

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