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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第33号

第16巻第33号[宮崎県第33週(8/11〜8/17)全国第32週(8/4〜8/10)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

今週のトピックス

  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数把握対象)の報告が日南保健所から1例あった。県内での報告は19例目となった。患者は70歳代男性、発症は8月上旬であった。ダニの刺し口は確認できず、海外渡航歴もなかった。


宮崎県第33週の発生動向

全数報告の感染症(32週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核4例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    重症熱性血小板減少症候群1例、レジオネラ症1例。
  • 5類感染症
    梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜33週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は534人(定点あたり17.3)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【水痘】

  • 報告数は46人(1.3)で前週比144%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(1.2)の約1.1倍であった。延岡(6.8)保健所からの報告が多く、年齢別では2歳から4 歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は60人(1.7)で前週比64%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(4.1)の約0.4倍であった。年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は87人(2.4)で前週比85%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.9)の約0.8倍であった。日南(7.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から1歳が全体の約半数を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • マイコプラズマ肺炎:延岡保健所管内から1例報告された。患者は4歳。

全国第32週の発生動向

全数報告の感染症(全国第32週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比92%と減少した。今週増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は伝染性紅斑とヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は551人(0.18)で、前週比129%と増加した。沖縄県(1.2)、佐賀県(0.78)、福岡県(0.77)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約7割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は11,485人(3.7)で、前週比85%と減少した。長野県(10.1)、山形県(10.0)、新潟県(9.3)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

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