所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第34号

第16巻第34号[宮崎県第34週(8/18〜8/24)全国第33週(8/11〜8/17)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

今週のトピックス

  • 麻しん(全数把握対象)の報告が都城保健所から1例あった。今年県内での報告は4例目となった。患者は20歳代女性で、ワクチン接種歴は1回であった。

宮崎県第34週の発生動向

全数報告の感染症(34週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核7例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症
    E型肝炎1例、つつが虫病1例。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、麻しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜34週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は524人(定点あたり15.2)で、前週比88%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌感染症と手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】

  • 報告数は64人(1.8)で前週比107%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.7)の約0.5倍であった。年齢別では1歳から2 歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は70人(1.9)で前週比80%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.3)の約0.8倍であった。年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

報告なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年8月25日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第33週の発生動向

全数報告の感染症(全国第33週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比72%と減少した。今週増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は伝染性紅斑とヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は593人(0.20)で、前週比111%と増加した。沖縄県(1.1)、鹿児島県(0.78)、和歌山県(0.74)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約7割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は7,288人(2.4)で、前週比65%と減少した。新潟県(7.3)、長野県(6.2)、山形県(5.4)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930