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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第35号

第16巻第35号[宮崎県第35週(8/25〜8/31)全国第34週(8/18〜8/24)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

今週のトピックス

  • 風しん(全数把握対象)の報告が延岡保健所から1例あった。今年県内での報告は2例目となった。1歳の女児でワクチン接種歴はなかった。

宮崎県第35週の発生動向

全数報告の感染症(35週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核8例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜35週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は549人(定点あたり17.7)で、前週比116%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は水痘とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は24人(0.67)で前週と比較して大幅に増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.5)の約0.3倍であった。年齢別では6ヶ月以上1歳未満が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は70人(1.9)で前週と比較してやや増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.4)の約0.6倍であった。小林(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内から1例、延岡保健所管内から1例報告された。患者は0歳と8歳で、病原体はRSウイルスが1例、不明が1例であった。
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内から3例報告された。患者は1歳1名、7歳1名、 8歳1名で、病原体はロタウイルス群別不明。

全国第34週の発生動向

全数報告の感染症(全国第34週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比120%と増加した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。

感染性胃腸炎の報告数は10,042人(3.2)で、前週比133%と増加した。大分県(7.1)、島根県(6.2)、宮崎県(6.1)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜2歳が全体の約4割を占めた。

伝染性紅斑の報告数は635人(0.20)で、前週比200%と増加した。宮城県(1.2)、新潟県(0.98)、青森県(0.88)からの報告が多く、年齢別では4〜5歳が全体の約4割を占めた。

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