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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第49号

第16巻49号[宮崎県第49週(12/1〜12/7)全国第48週(11/24〜11/30)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県第49週の発生動向

全数報告の感染症(49週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核1例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    つつが虫病6例。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜49週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は834人(定点あたり24.6)で、前週比138%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は45人(0.76)で、前週(0.07)と比較して増加した。年齢別では5歳以下が全体の18%、6-9歳が27%、10-14歳が31%、15-19歳が11%、20-59歳が11%、60歳以上が2%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は452人(12.6)で、前週比153%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(18.8)の約0.7倍であった。小林(25.0)、日南(24.7)、中央(21.0)保健所からの報告が多く、流行警報開始基準値(20.0)を超えた。年齢別では1〜2歳が全体の約4割を占めた。

【水痘】

  • 報告数は71人(2.0)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.2)の約0.6倍であった。年齢別では1〜3歳が全体の約半数を占めた。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第48週の発生動向

全数報告の感染症(全国第48週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比106%とやや増加した。今週増加した疾患はインフルエンザと水痘で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザの報告数は9,396人(1.9)で、前週比202%と増加した。岩手県(10.5)、福島県(6.4)、埼玉県(5.1)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の約19%、6〜9歳が27%、10〜14歳が28%、15〜19歳が5%、20〜59歳が18%、60歳以上が3%を占めた。

水痘の報告数は3,680人(1.2)で、前週比106%とやや増加した。新潟県・山口県(各2.5)、山形県(2.1)からの報告が多く、年齢別では3〜5歳が全体の約半数を占めた。

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