• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核3例。
• 3類感染症：報告なし。
• 4類感染症：報告なし。
• 5類感染症：侵襲性肺炎球菌感染症1例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

定点医療機関からの報告総数は4,184人（定点当たり80.9）で、前週比121％と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘であった。

【インフルエンザ】
報告数は3,486人(59.1)で、前週比139％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値＊(42.0)の約1.4倍であった。延岡(67.3)、宮崎市(64.3)、都城(62.7)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約3割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は459人(12.8)で、前週比84％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(13.5)の約0.9倍であった。高千穂(29.0)、小林(24.0)、日南（22.0）保健所からの報告が多く、年齢別は1〜4歳が全体の約半数を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

○マイコプラズマ肺炎：日向保健所から1例報告があった。10歳代であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス)：延岡保健所及び日向保健所から各1例ずつ報告があった。0〜4歳と20歳代で、病原体の群別は不明であった。

○インフルエンザや上気道炎と診断された7名の咽頭ぬぐい液および鼻汁からインフルエンザウイルスＡＨ3型が検出された。今シーズンは全国的にＡＨ3型が優位となっており、本県でも同様の傾向がみられる。宮崎県は1月25日にインフルエンザの流行警報を発表した。今後も流行が続く可能性があることから、手洗い・うがいやワクチン接種などの予防策をとり、感染を未然に防ぐことが重要である。

○腸炎と診断された乳児１名からパレコウイルス1型が検出された。日本では１型と3型の感染例が多く、主に乳幼児の呼吸器感染症や胃腸炎の起因ウイルスとして知られる。特に1型は秋から冬にかけて多く検出される傾向があるため、今後も動向に注意する必要がある。　　　　　　　　　　

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比152％と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎と水痘であった。

インフルエンザの報告数は142,144人(28.7)で前週比188％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値＊(21.8)の約1.3倍であった。宮崎県、愛知県(42.5)、埼玉県（38.5）からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

2017年1月23日〜1月29日までの1週間で3,486人（定点あたり59.1）の報告があった。前週の約1.4倍と増加し、例年同時期の定点当たり平均値＊(42.0)の約1.4倍であった（図１）。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の19％、5-9歳が31％、10-14歳が24％、15-19歳が8％、20-59歳が13％、60歳以上が5％を占めた。（図3）

2017年1月16日〜1月22日までの1週間で142,144人(28.7)で前週比188％と増加した。宮崎県、愛知県(42.5)、埼玉県（38.5）からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の約18％、5-9歳が26％、10-14歳が20％、15-19歳が8％、20-59歳が21％、60歳以上が7％であった。

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宮崎県感染症週報2017年第4号（PDFファイル / 744KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 360KB）

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