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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第7号

第19巻7号[宮崎県第7週(2/13〜2/19)全国第6週(2/6〜2/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第7週の発生動向

全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核9例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:急性脳炎1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜7週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は2,315人(定点当たり47.2)で、前週比86%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は1,761人(29.9)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(31.9)の約0.9倍であった。延岡(44.0)、都城(38.4)、日南(37.2)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約3割を占めた。


【感染性胃腸炎】
報告数は306人(8.5)で、前週比85%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.2)の約0.7倍であった。日南(21.3)、小林(13.7)、高千穂(12.0)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:延岡及び高鍋保健所から各1例ずつ報告があった。5〜9歳と10歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第6週の発生動向

全数報告の感染症(全国第6週)

麻しんの報告数は12例で前週比2.0倍と増加した。三重県(7例)、大阪府(2例)、山形県、愛知県、広島県(各1例)、九州地方からの報告はなかった。年齢別では30歳代が7例、0〜4歳、20歳代から各2例ずつ、5〜9歳から1例報告があった。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比78%と減少した。前週と比較して増加した主な疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザの報告数は141,666人(28.6)で前週比75%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(30.9)の約0.9倍であった。高知県(41.6)、福岡県(39.8)、大分県(38.6)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第7週、全国第6週(再掲)》

県内第7週インフルエンザ発生動向

2017年2月13日〜2月19日までの1週間で1,761人(定点あたり29.9)の報告があった。前週の約0.8倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(31.9)の約0.9倍であった(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の25%、5-9歳が27%、10-14歳が15%、15-19歳が5%、20-59歳が19%、60歳以上が9%を占めた。(図3)

全国第6週インフルエンザ発生動向

2017年2月6日〜2月12日までの1週間で141,666人(28.6)で前週比75%と減少した。高知県(41.6)、福岡県(39.8)、大分県(38.6)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が28%、10-14歳が18%、15-19歳が5%、20-59歳が21%、60歳以上が8%であった。

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