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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第13号

第19巻13号[宮崎県第13週(3/27〜4/2)全国第12週(3/20〜3/26)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第13週の発生動向

全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:急性脳炎1例、後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜13週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,411人(定点当たり31.2)で、前週比95%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は859人(14.6)で、前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.0)の約1.5倍であった。小林(34.2)、日南(18.0)、宮崎市(15.1)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約4割を占めた。


【感染性胃腸炎】
報告数は352人(9.8)で、前週比125%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.6)の約0.9倍であった。中央(38.0)、日南、小林(各12.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):日向(2例)保健所から報告があった。0〜4歳で病原体の群別は不明であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第12週の発生動向

全数報告の感染症(全国第12週)

麻しんの報告数は5例で前週比約0.6倍と減少した。東京都(3例)、山形県、滋賀県(各1例)から報告があった。九州地方からの報告はなかった。年齢別では10歳代が3例、20歳代と30歳代が各1例ずつであった。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比81%と減少した。前週と比較して増加した主な疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザの報告数は38,231人(7.7)で前週比75%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.4)の約0.7倍であった。福島県(17.7)、沖縄県(17.2)、宮崎県(16.7)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第13週、全国第12週(再掲)》

県内第13週インフルエンザ発生動向

2017年3月27日〜4月2日までの1週間で859人(定点あたり14.6)の報告があった。前週の約0.9倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(10.0)の約1.5倍であった(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が36%、10-14歳が15%、15-19歳が3%、20-59歳が18%、60歳以上が5%を占めた。(図3)

全国第12週インフルエンザ発生動向

2017年3月20日〜3月26日までの1週間で38,231人(7.7)で前週比75%と減少した。福島県(17.7)、沖縄県(17.2)、宮崎県(16.7)からの報告が多い。年齢別では5歳未満が全体の18%、5-9歳が28%、10-14歳が17%、15-19歳が5%、20-59歳が23%、60歳以上が9%であった。

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