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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第29号

第19巻29号[宮崎県第29週(7/17〜7/23)全国第28週(7/10〜7/16)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,123人(定点当たり32.6)で、前週比93%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナである。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】
報告数は498人(13.8)で、前週比99%とほぼ横ばいであるが、例年同時期の定点当たり平均値*(4.8)の約2.9倍である。小林(23.0)、都城(20.5)、日南、日向(各18.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

【ヘルパンギーナ】
報告数は174人(4.8)で、前週比92%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(5.0)とほぼ同率である。日向(13.3)、延岡(9.8)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第28週の発生動向

全数報告の感染症(全国第28週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比113%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。

手足口病の報告数は25,968人(8.3)で前週比144%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約2.5倍である。兵庫県(17.5)、三重県(16.9)、高知県(16.5)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約7割を占めた。

RSウイルス感染症の報告数は1,778人(0.57)で前週比154%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.14)の約4.1倍である。沖縄県(3.9)、北海道(1.8)、福島県(1.5)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5 年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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