所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第3号

第20巻第3号[宮崎県第3週(1/15〜1/21)全国第2週(1/8〜1/14)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成30年第3週の発生動向

全数報告の感染症(3週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例、つつが虫病1例。
  • 5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜3週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は5,615人(定点当たり102.8)で、前週比149%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は5,013人(85.0)で、前週比161%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(36.6)の約2.3倍である。延岡(145.4)、都城(95.9)、日向(93.2)、中央(92.5)保健所からの報告が多く、年齢別は10歳未満が全体の約6割を占めている。

【感染性胃腸炎】
報告数は415人(11.5)で、前週比140%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(12.9)の約0.9倍である。小林(31.3)、日南(21.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約3割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第2週の発生動向

全数報告の感染症(全国第2週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比157%と増加した(年末年始の休診を含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘と手足口病である。

インフルエンザの報告数は130,682人(26.4)で前週比162%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.8)の約1.8倍である。宮崎県(52.8)、福岡県(41.6)、大分県(41.2)からの報告が多く、年齢別では10歳未満が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は16,688人(5.3)で前週比157%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値(7.1)の約0.7倍である。大分県(14.3)、宮崎県(8.2)、福井県(7.9)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第3週、全国第2週(再掲)》

県内第3週インフルエンザ発生動向

第3週(2018年1月15日〜1月21日)は5,013人(85.0)の報告があった。前週の約1.6倍と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(36.6)の約2.3倍であった(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の21%、5-9歳が34%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が15%、60歳以上が7%を占めた(図3)。


全国第2週インフルエンザ発生動向

第2週(2018年1月8日〜1月14日)は130,682人(26.4)で前週の約1.6倍と増加した。宮崎県(52.8)、福岡県(41.6)、大分県(41.2)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が23%、10-14歳が12%、15-19歳が6%、20-59歳が30%、60歳以上が10%であった。

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930