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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第5号

第20巻第5号[宮崎県第5週(1/29〜2/4)全国第4週(1/22〜1/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成30年第5週の発生動向

トピックス
  • A型肝炎(全数把握対象)
    今週2例の届出があり、昨年第52週から5週までの県内累計は8例となった。年齢は10歳代が1例、20歳代が4例、50歳以上が3例で、A型肝炎ワクチン接種歴はいずれも不明もしくはなかった。
全数報告の感染症(5週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎2例。
  • 5類感染症:急性脳炎3例、後天性免疫不全症候群1例、侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜5週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は3,873人(定点当たり73.6)で、前週比93%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと流行性耳下腺炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は3,305人(56.0)で、前週比91%と減少しているが、例年同時期の定点当たり平均値*(42.7)の約1.3倍である。延岡(80.1)、小林(70.8)、都城(68.7)保健所からの報告が多く、年齢別は10歳未満が全体の半数以上を占めている。

【感染性胃腸炎】
報告数は369人(10.3)で、前週比107%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(12.4)の約0.8倍である。小林(27.7)、日南(16.7)、都城(12.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約3割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第4週の発生動向

全数報告の感染症(全国第4週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比98%とほぼ横ばいである。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性角結膜炎である。

インフルエンザの報告数は259,063人(52.4)で前週比101%とほぼ横ばいである。例年同時期の定点当たり平均値*(29.7)の約1.8倍である。福岡県(77.4)、大分県(74.8)からの報告が多く、年齢別では10歳未満が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第5週、全国第4週(再掲)》

県内第5週インフルエンザ発生動向

第5週(2018年1月29日〜2月4日)は3,305人(56.0)の報告があった。前週の約0.9倍と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(42.7)の約1.3倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が36%、10-14歳が21%、15-19歳が5%、20-59歳が14%、60歳以上が5%を占めている(図3)


全国第4週インフルエンザ発生動向

第4週(2018年1月22日〜1月28日)は259,063人(52.4)で前週とほぼ横ばいである。福岡県(77.4)、大分県(74.8)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の16%、5-9歳が35%、10-14歳が20%、15-19歳が5%、20-59歳が17%、60歳以上が7%である。

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