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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第7号

第20巻第7号[宮崎県第7週(2/12〜2/18)全国第6週(2/5〜2/11)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成30年第7週の発生動向

全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎3例。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜7週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は3,021人(定点当たり60.1)で、前週比80%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は2,518人(42.7)で、前週比76%と減少しているが、例年同時期の定点当たり平均値*(29.1)の約1.5倍である。小林(85.6)、延岡(55.1)、都城(50.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は10歳未満が全体の約半数を占めている。

【流行性耳下腺炎】
報告数は26 人(0.72)で、前週比87%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.88)の約0.8 倍である。ただし、日南(7.3)保健所からの報告が多く、2017 年38 週(9 月中旬)に流行注意報レベル基準値(3.0)、49 週(12 月初旬)に流行警報レベル基準値(6.0)を超え、終息基準(2.0)を下まわっていない。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
    報告数は9例で、日向(7例)、宮崎市(2例)保健所からの報告であった。いずれも10歳未満である。なお、病原体の群別は不明である。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第6週の発生動向

全数報告の感染症(全国第6週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比85%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザの報告数は223,928人(45.4)で前週比84%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(29.0)の約1.6倍である。高知県(67.7)、山口県(62.8) 、大分県(60.3)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第7週、全国第6週(再掲)》

県内第7週インフルエンザ発生動向

2018年2月12日〜2月18日までの1週間で2,518人(42.7)の報告があった。前週の約0.8倍と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(29.1)の約1.5倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が31%、10-14歳が19%、15-19歳が6%、20-59歳が17%、60歳以上が8%を占めている(図3)。


全国第6週インフルエンザ発生動向

2018年2月5日〜2月11日までの1週間で223,928人(45.4)の報告があり、前週の約0.8倍と減少した。高知県(67.7) 、山口県(62.8)、大分県(60.3)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の18%、5-9歳が33%、10-14歳が19%、15-19歳が5%、20-59歳が18%、60歳以上が7%である。

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