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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第8号

第20巻第8号[宮崎県第8週(2/19〜2/25)全国第7週(2/12〜2/18)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成30年第8週の発生動向

全数報告の感染症(8週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核6例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎3例。
  • 5類感染症:百日咳1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜8週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は2,439人(定点当たり51.0)で、前週比85%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎(ロタウイルス)で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は1,839人(31.2)で、前週比73%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(26.6)の約1.2倍である。小林(48.2)、都城(37.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は10歳未満が全体の半数以上を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
    報告数は14例で、日向(11例)、高鍋(3例)保健所からの報告であった。0〜4歳が12例、5〜9歳が1例、10歳代が1例で、病原体の群別は不明である。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成30年2月26日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

インフルエンザと診断された6名からインフルエンザウイルスが分離された。全国的にインフルエンザの報告数は減少しつつあるものの、依然として流行は続いているため、手洗い・うがい等の予防策をとることが重要である。

トピックス

流行性耳下腺炎(小児科定点把握となる5類感染症)
日南保健所からの報告が多い状況が続いています。

報告数は30人(0.83)で、前週比115%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.82)の102%である。また、日南(9.3)保健所からの報告が多い状況が続いている。2017年38週から2018年8週までの累計の年齢群別は3〜7歳が約7割を占める。

全国2018年第7週の発生動向

全数報告の感染症(全国第7週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比69%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。

インフルエンザの報告数は146,774人(29.7)で前週比65%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(24.4)の約1.2倍である。沖縄県(56.7) 、高知県(45.8)、宮崎県(42.7)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第8週、全国第7週(再掲)》

県内第8週インフルエンザ発生動向

2018年2月19日〜2月25日までの1週間で1,839人(31.2)の報告があった。前週の約0.7倍と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(26.6)の約1.2倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が32%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が19%、60歳以上が9%を占めている(図3)。


全国第7週インフルエンザ発生動向

2018年2月12日〜2月18日までの1週間で146,774人(29.7)の報告があり、前週の約0.7倍と減少した。沖縄県(56.7)、高知県(45.8)、宮崎県(42.7)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が28%、10-14歳が17%、15-19歳が5%、20-59歳が22%、60歳以上が9%である。

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