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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第9号

第20巻第9号[宮崎県第9週(2/26〜3/4)全国第8週(2/19〜2/25)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第9週の発生動向

全数報告の感染症(9週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症3例、梅毒1例、百日咳3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜9週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,703人(定点当たり39.1)で、前週比77%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は1,095人(18.6)で、前週比60%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(24.9)の約0.8倍である。小林(41.2)、都城(23.7)、日南(19.4)、延岡(19.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は10歳未満が全体の約半数を占めている。

【手足口病】
報告数は37人(1.0)で、前週比132%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.39)の約2.6倍である。日南(3.0)、宮崎市(2.2)、高鍋(1.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約9割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
    報告数は15例で、日向(11例)、宮崎市(2例)、日南、高鍋(各1例)保健所からの報告であった。いずれも10歳未満である。なお、病原体の群別は不明である。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第8週の発生動向

全数報告の感染症(全国第8週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比86%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は流行性角結膜炎と感染性胃腸炎(ロタウイルス)で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザの報告数は112,070人(22.6)で前週比76%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(21.1)の約1.1倍である。沖縄県(43.9)、高知県(32.3) 、北海道(31.3)、宮崎県(31.2)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第9週、全国第8週(再掲)》

県内第9週インフルエンザ発生動向

2018年2月26日〜3月4日までの1週間で1,095人(18.6)の報告があった。前週の約0.6倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(24.9)の約0.8倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が28%、10-14歳が13%、15-19歳が5%、20-59歳が21%、60歳以上が13%を占めている(図3)。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


全国第8週インフルエンザ発生動向

2018年2月19日〜2月25日までの1週間で112,070人(22.6)の報告があり、前週の約0.8倍と減少した。沖縄県(43.9)、高知県(32.3) 、北海道(31.3)、宮崎県(31.2)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が28%、10-14歳が16%、15-19歳が5%、20-59歳が21%、60歳以上が11%である。

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