• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核1例。
• 3類感染症：腸管出血性大腸菌感染症5例。
• 4類感染症：日本紅斑熱1例。
• 5類感染症：百日咳13例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

定点医療機関からの報告総数は1,018人（定点当たり30.9）で、前週比93％と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎である。

【感染性胃腸炎】
報告数は382人(10.9)で、前週比85％と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値＊(9.2)の約1.2倍である。中央(33.0)、小林(23.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約半数を占めている。

【手足口病】
報告数は363人(10.4)で、前週比103％とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値＊(2.6)の約3.9倍である。延岡(21.0)、日向(19.5)、日南(11.3)、高千穂(11.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約8割を占めている。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

報告なし。

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比103％とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

RSウイルス感染症の報告数は911人(0.29)で前週比97％とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値＊(0.13)の約2.2倍である。沖縄県(3.5)、新潟県(1.4)、北海道(0.86)からの報告が多く、年齢群別では2歳以下が全体の約9割を占めている。

流行性角結膜炎の報告数は765人(1.1)で前週比116％と増加し、例年同時期の定点当たり平均値＊(0.68)の約1.6倍である。新潟県(3.9)、神奈川県、熊本県(各3.2)からの報告が多く、年齢群別では10歳以下が全体の約3割を占めている。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

【宮崎県】　定点医療機関総数：13
定点医療機関からの報告総数は18人(1.4)で、前月比47％と減少した。また、昨年5月(2.5)の55％である。

《疾患別》

• 性器クラミジア感染症
  報告数10人(0.77)で、前月の約0.4倍、昨年5月の0.5倍である。20歳代が全体の半数を占めている。(男性5人・女性5人)
• 性器ヘルペスウイルス感染症
  報告数4人(0.31)で、前月の0.4倍、昨年5月の約1.3倍である。(女性4人)
• 尖圭コンジローマ
  報告数2人(0.15)で、前月の2.0倍、昨年5月と同率である。(男性1人・女性1人)
• 淋菌感染症
  報告数2人(0.15)で、前月の約0.7倍、昨年5月の約0.3倍である。(男性2人)

【全国】定点医療機関総数：981
定点医療機関からの報告総数は4,213人(4.3)で、前月比114％と増加した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,197人(2.2)で前月比119％、性器ヘルペスウイルス感染症797人(0.81)で前月比103％、尖圭コンジローマ510人(0.52)で前月比111％、淋菌感染症709人(0.72)で前月比118％である。

【宮崎県】　定点医療機関総数：7
定点医療機関からの報告総数は17人(2.4)で、前月比94％と減少した。また、昨年5月(3.0)の81％である。

《疾患別》

• メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
  報告数17人(2.4)で、前月の約1.2倍、昨年5月の約0.9倍である。70歳以上が全体の約半数を占めている。
• ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
  報告なし。
• 薬剤耐性緑膿菌感染症
  報告なし。

【全国】　定点医療機関総数：478
定点医療機関からの報告総数は1,540人(3.2)で、前月比106％と増加した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,360人(2.9)で前月比108％、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症171人(0.36)で前月比97％、薬剤耐性緑膿菌感染症9人(0.02)で前月と同率である。

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宮崎県感染症週報2018年第23号（PDFファイル / 516KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 388KB）

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