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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第27号

第20巻第27号[宮崎県第27週(7/2〜7/8)全国第26週(6/25〜7/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第27週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
    (全数報告の感染症)の報告が宮崎市保健所管内からあった。患者は90歳代男性で、発症は6月下旬である。ダニの刺し口は確認出来なかった。県内での報告は今年8例目で、累計57例(平成25年3月届出開始以降)となった。

全数報告の感染症(27週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:百日咳6例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜27週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は868人(定点当たり26.6)で、前週比81%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。RSウイルス感染症は例年より多い状況が続いている。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】
報告数は338人(9.7)で、前週比88%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(6.1)の約1.6倍である。日向(27.5)、小林(17.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヶ月〜4歳が全体の約9割を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第26週の発生動向

全数報告の感染症(全国第26週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。RSウイルス感染症、流行性角結膜炎は例年より多い状況が続いている。

ヘルパンギーナの報告数は3,161人(1.0)で前週比156%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約0.6倍である。新潟県(7.1)、佐賀県(6.7)からの報告が多く、年齢群別では1〜4歳が全体の約8割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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