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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第29号

第20巻第29号[宮崎県第29週(7/16〜7/22)全国第28週(7/9〜7/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:ウイルス性肝炎2例、梅毒1例、百日咳5例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は748人(定点当たり23.1)で、前週比86%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
報告数は71人(2.0)で、前週比161%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.41)の約5.0倍である。延岡(6.8)、中央(3.0)、宮崎市(2.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下が全体の約9割を占めている。

【手足口病】
報告数は244人(7.0)で、前週比72%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(7.1)とほぼ同率である。小林(15.0)、日向(13.8)、日南(12.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳〜3歳が全体の約6割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第28週の発生動向

全数報告の感染症(全国第28週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比108%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は水痘である。RSウイルス感染症、流行性角結膜炎は例年より多い状況が続いている。

RSウイルス感染症の報告数は2,194人(0.70)で前週比152%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.23)の約3.0倍である。沖縄県(4.5)、徳島県(2.0)、福島県、新潟県、福岡県(各1.7)からの報告が多く、年齢群別では2歳以下が全体の約9割を占めている。

ヘルパンギーナの報告数は7,600人(2.4)で前週比165%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約0.8倍である。佐賀県(8.9)、新潟県(8.6)、静岡県(7.5)からの報告が多く、年齢群別では1〜4歳が全体の約8割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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