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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第31号

第20巻第31号[宮崎県第31週(7/30〜8/5)全国第30週(7/23〜7/29)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第31週の発生動向

トピックス
  • 風しん(全数把握対象疾患)の報告が1例あった。高鍋保健所管内からの報告で、50歳代女性、ワクチン接種歴は不明である。
全数報告の感染症(31週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症7例。
  • 4類感染症:日本紅斑熱2例。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、破傷風1例、百日咳7例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜31週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は744人(定点当たり23.4)で、前週比105%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
報告数は108人(3.1)で、前週比154%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.74)の約4.2倍である。延岡(9.8)、高鍋(7.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳以下が全体の約9割を占めている。

【手足口病】
報告数は145人(4.1)で、前週比90%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(7.2)の約0.6倍である。高千穂(20.0)、小林(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳〜3歳が全体の約8割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から1例報告があり、20歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第30週の発生動向

全数報告の感染症(全国第30週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比108%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特にない。

ヘルパンギーナの報告数は9,733人(3.1)で前週比124%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約0.9倍である。長野県(8.6)、山形県、静岡県(各8.4)からの報告が多く、年齢群別では1〜4歳が全体の約8割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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